写真=フロリダ・ゲイターズのフットボールチーム

Rippleは米フロリダ大学体育部と複数年のパートナーシップ契約を結び、9月5日(現地時間)の開幕戦からスタジアムにXRPロゴを掲出する。場内広告やデジタル媒体での露出権も取得し、大学スポーツを新たなブランド発信の場として活用する。ブロックチェーンメディアのCoinpostが報じ、フロリダ大学体育部も4日に提携を発表した。

契約に基づき、Rippleはスタジアム内のブランディングに加え、デジタル媒体やイベント会場のサイネージで露出機会を得る。2026年のフロリダ・フットボールシーズン開幕戦となるフロリダ・アトランティック大学戦から、XRPロゴの掲出が始まる。

AP通信は匿名の関係者の話として、この契約によりフロリダ大学体育部が年間500万ドルの収入を得る見通しだと伝えた。

今回の提携には広告露出だけでなく、教育プログラムの支援も含まれる。Rippleは学生アスリートや学内コミュニティを対象に、伝統的な金融とデジタル資産をテーマにした金融・技術教育を支援する予定だ。大学スポーツ支援を単なる広告にとどめず、キャンパス内での接点拡大につなげる狙いがある。

フロリダ大学のスポーツディレクター、スコット・ストリックリン氏は、同大学がファン体験の向上とプログラムの発展に向け、長年にわたり技術や革新を積極的に取り入れてきたと説明した。その上で、Rippleについてフィンテック分野をけん引する存在だと評価し、「ゲイター・ネーション」がXRPを迎えることを歓迎すると述べた。

フロリダ大学体育部は21チーム、500人超の学生アスリートを支援している。同大学によると、過去42年間にわたり、全競技を対象とする全米ランキングで毎年トップ10入りしている米国内唯一の大学だという。

Rippleにとっては、大学スポーツの中でも高い露出効果が見込める有力プログラムとの提携となる。

Rippleが米大学スポーツを支援するのは今回が初めてではない。7月にはカンザス大学体育部とも複数年のスポンサー契約を結び、スタジアムやユニフォームにXRPロゴを掲出する内容を打ち出していた。

この際には、XRPが大学ユニフォームに採用された初の暗号資産である点でも注目を集めた。Rippleの最高経営責任者(CEO)ブラッド・ガーリングハウス氏は、カンザス大学の卒業生として知られる。

こうした動きの背景には、米大学スポーツを取り巻く広告規制の変化がある。全米大学体育協会(NCAA)は2024年、大学の競技場などで企業広告を認めた。従来はアマチュアリズムの原則の下、大学が選手に直接金銭を支払うことが禁じられていたが、制度環境は変化している。

さらに、ハウス対NCAA訴訟後は、大学運動部が選手個人に現金を直接支払えるようになり、各大学では新たな財源確保の必要性が高まった。このため、大学側は広告やスポンサーシップの拡大に一段と前向きになっている。

Rippleはこうした環境変化を追い風に、フロリダ大学とカンザス大学への支援を相次いで打ち出し、米大学スポーツを新たなブランド露出チャネルとして活用している。

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