MegazoneCloudは9月7日、Hanmi Pharmaceuticalの品質保証(QA)業務を支援するAIエージェント「Hanmi Q-Agent」を構築すると発表した。自社のエンタープライズAI OS「AIR Studio」を基盤に導入する。
このプロジェクトは、科学技術情報通信部と情報通信産業振興院(NIPA)が進める「AXワンストップバウチャー支援事業」の一環。MegazoneCloudはAIソリューションの実装を担う。
対象となるのは、Hanmi Pharmaceuticalが蓄積してきた4千件超の品質文書だ。MegazoneCloudは、これらの文書を横断的に扱う検索AIエージェントを構築する計画としている。
AIR Studioを活用し、文書の検索と要約に加え、最新の規制文書との照合まで可能にするRAG(検索拡張生成)基盤のAIエージェントを実装する方針だ。
回答生成エンジンにはUpstageの「Solar」を採用する。Hanmi PharmaceuticalのGMP領域に合わせてファインチューニングし、AIR Studio基盤のエージェントに組み込む。
MegazoneCloudのソ・ミンテク副社長は「医薬品の品質分野は、一つの用語が規制判断を左右するほど、正確性とトレーサビリティが厳格に求められる。AIの適用が最も難しい領域の一つだ」と述べた。
その上で「HanaTourのAIチャット相談など、さまざまな産業で生成AIを構築し、AIR Studioとファインチューニングの実績を重ねてきた。今回の事業を通じて、規制産業におけるドメイン特化型AIの展開を広げていく」と語った。