Bitcoinは足元で8万ドルを下値支持として固められず、8万1000〜8万6000ドルに上値抵抗が集中している。Cointelegraphが27日に報じた。
オンチェーン分析企業のGlassnodeは、この価格帯に複数の流動性構造と供給が重なっていると分析。戻りの勢いが維持できるかを見極める局面だとし、特に8万3000〜8万6000ドルを「第1の主要供給ゾーン」と位置付けた。
この供給の大半は、少なくとも6カ月以上Bitcoinを売却していない長期保有者によるものという。価格が8万3000ドルに到達した場合、今回の下落を持ちこたえた長期保有者が損益分岐点近辺で売りに動くかどうかが焦点になるとした。
オーダーブックでも、同水準には新たな売り流動性が積み上がっている。Glassnodeは、これらの注文について、実際の約定を前提としたものというより、スポット価格の上昇に合わせて上方に移動する性格を持つ可能性があるとみている。
テクニカル面でも抵抗帯が重なる。TradingViewベースでは、Bitcoinの50週指数移動平均線は7万7353ドル、100週指数移動平均線は7万8485ドル。365日出来高加重平均価格(VWAP)は8万2600ドル水準にある。
また、セルフカストディ投資家の平均取得価格帯は8万800ドルから始まり、ディーラーのガンマがマイナスに転じる水準は8万2300ドルとされた。未消化の清算ゾーンは8万6000ドルまで続くという。
複数の市場構造が8万ドル近辺に集中しており、上値の重さは一段と意識されやすい。市場では、足元の急速な反発がこのまま続くかどうかを慎重に見極める姿勢も残っている。
トレーダー兼アナリストのRekt Capitalは、明確なトレンド転換を確認するには、価格が50週指数移動平均線をより長く上回って推移する必要があると強調した。
今回の分析は、Bitcoinの価格抵抗が単なる心理的節目ではなく、長期保有者の供給、オーダーブックの流動性、テクニカル指標が重なるゾーンであることを示している。反発が持続するかどうかは、個別指標ではなく、こうした複数の市場構造を同時にこなせるかがカギとなる。