Taniumは27日、年次会議「Converge Seoul」で、次世代エージェンティックAIシステム「Tanium Atlas」の新機能を発表した。
Tanium Atlasは、Tanium Platformに標準搭載されるネイティブのエージェンティックAIシステム。リアルタイムのエンドポイントデータを基に、ITおよびセキュリティ環境のリスクを分析し、優先順位付けを行う。運用担当者の承認を経て、優先度の高いタスクの実行につなげる仕組みだ。
同社によると、運用担当者は複雑なツール操作やクエリ構文、個別データソースごとの分析に頼ることなく、自然言語で必要な情報を引き出し、問題の特定から対応までを一連の流れで進められる。
新機能としては、専門知識がなくても用途に応じたエンドポイントデータを抽出できるよう、数分でカスタムセンサーの作成と検証を可能にする「Sensor Creation」を追加した。あわせて、再利用可能な検証済みページを共有できる「Template Gallery」、パネルやページ、監査データをPDF、CSV、メール、HTML形式で出力できる「Reports & Exports」、主要な推奨事項やアラート、承認項目を1画面で確認できる「Activity Center」も用意する。
このほか、運用担当者がコンソールに接続していない場合でも長時間のタスクを実行できる「Background Agents」機能を備えた。メモリ機能によってユーザーごとにAtlasをパーソナライズし、過去の利用パターンに基づくユーザー体験の向上と対応の迅速化も図る。さらに、「Atlas MCP Server」を通じて各種AIクライアントと連携できるとしている。
Taniumのプロダクトマネジメント部門シニアディレクター兼ポートフォリオ部門リーダー、スティーブン・ヤン氏は「Atlasは、Taniumならではの高速かつ大規模なリアルタイムのエンドポイントデータにインテリジェンスを加え、運用担当者の意図をくみ取りながら、複数の処理を正確に並行実行できる」とコメントした。