XRPのイメージ画像(写真=Shutterstock)

XRPは上昇一服後の調整局面で、買い圧力の鈍化とロング清算の増加が重なり、下押し圧力が強まっている。目先は1.36ドルの支持線を維持できるかが焦点で、割り込めば次の下値めどとして1.28ドルが意識されそうだ。

The Crypto Basicが26日(現地時間)に報じたところによると、XRPは先週、一時1.69ドルまで上昇した。その後は上値抵抗に阻まれ、足元では1.39ドル前後で推移している。直近1週間の上昇率は28.79%と高水準を維持している。

市場では、今回の調整を現物売りだけでは説明できないとの見方が出ている。オンチェーン分析企業CryptoQuantのアナリスト、フェリナイは、XRPが抵抗帯から支持帯へと重心を移す動きにあると分析。供給関連の指標とデリバティブ市場の動向を合わせてみると、短期的な売り圧力はなお強いと指摘した。しばらくは下押し圧力が続き、いったん支持帯を試す展開になりやすいとの見方を示している。

清算動向も弱さを映している。ロング清算は約466万ドルと前日比31.82%増、ショート清算は約113万ドルと同61.61%増だった。絶対額ではロング清算がショート清算の約4倍に達しており、足元の下落は現物売りに加え、レバレッジをかけたロングポジションの清算が重なって拡大した格好だ。

一方、過度なレバレッジポジションの整理は、その後の反発余地を広げる要因にもなり得る。フェリナイは、XRPについて上方向の流動性はすでに消化された状態だとみている。ただ、足元ではロング清算の規模が大きく、短期的な地合いは弱気に傾いている。

買いの勢いにも陰りが出ている。資金フロー指数(MFI)は35.89まで低下し、それまで60前後だった水準から大きく下げた。上昇を支えてきた買い圧力の弱まりを示す動きといえる。ただ、MFIはなお20を下回っておらず、テクニカル面で売られ過ぎ水準に入ったわけではない。

値動きも弱含みだ。XRPは一時1.52ドルまで上昇した後、1.39ドル台まで押し戻された。Binance上の保有量増加、MFIの低下、ロング清算の拡大が同時に進み、短期的な地合いは悪化している。

市場が最も注目するのは1.36ドルの水準だ。この近辺には、短期の指数移動平均線が1.36ドル、1.32ドル、1.20ドル付近に集まっており、複数の支持要因が重なる。XRPが1.36ドルを維持できれば下落圧力は和らぎ、相場が安定を取り戻す可能性がある。半面、これを下抜ければ、先週のブレイク局面で日足S1ピボットとして機能した1.28ドルが次の支持線として意識される。

短期的には、1.36ドルを守れるかに加え、上値では1.45ドルと1.51ドルを回復できるかが重要な分岐点となる。これらの水準の攻防が、XRPの次の方向感を左右しそうだ。

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