画像=Stillion

サイバーセキュリティ専門企業のStillionは8月27日、KB国民銀行にAI脆弱性分析ソリューション「AlienRay」を導入したと発表した。

AlienRayは、ソースコードやシンボル情報、ビルド環境を使わず、実運用中のバイナリを直接解析するブラックボックス型の脆弱性分析ソリューションだ。攻撃面の把握や脆弱性候補の抽出に加え、攻撃チェーンの分析やPoC(Proof of Concept)を通じて、実際に悪用される可能性まで検証できるという。

ソースコードの確保が難しい外部導入ソフトウェアや商用ソフトウェアも分析対象とでき、サプライチェーンセキュリティ対策に活用できるとしている。

見つかった脆弱性については、実際の悪用可能性や影響度を踏まえてリスクを評価し、対応の優先順位を提示する。脆弱性ごとの推奨対策やリスク低減策も示し、セキュリティ担当者による対応方針の策定と迅速な対処を支援する。

同社によると、AlienRayはこれまでに韓国国税庁やSamsung Electronicsなどの主要機関・企業に提供してきた。このほか、金融機関や大企業を対象に複数のPoCも進めているという。

Stillionのソン・ジュファン研究所長は「AIで脆弱性を迅速に見つけるだけでなく、それが実際の攻撃につながるリスクかどうかを検証し、適切な対策まで示すことが重要だ」とコメントした。その上で「金融業界をはじめ、サプライチェーンセキュリティの重要性が高いさまざまな業種で、実質的なセキュリティリスクをより効率的に特定し、対応できるよう製品の高度化を続けていく」と述べた。

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