Sparrowは27日午前、「Application Security Summit 2026」を開催し、ソフトウェアサプライチェーン攻撃への対応策と、ソフトウェア部品表(SBOM)を活用したサプライチェーン脅威管理の実務を紹介した。
イベントは「ソフトウェアサプライチェーンセキュリティ強化ロードマップ、対応から戦略へ」をテーマに、汝矣島のフェアモント・アンバサダー・ソウルで開かれた。金融、製造、流通など各業界のリーダー約30人が参加した。
基調講演に登壇したチャン・イルスSparrow代表は、主要国におけるソフトウェアサプライチェーンセキュリティ規制の動向を説明し、SBOMの重要性を強調した。チャン代表は「米国、EU、日本などではSBOMに対する要求水準が継続的に高まっている。SBOMの正確性と信頼性を確保し、生成から検証、流通までを一貫して管理できる基盤の整備が重要だ」と述べた。
具体策としては、SBOMのライフサイクル管理、SBOMに基づく脆弱性対応体制の構築、デジタル署名と検証による安全な流通を挙げた。
ヨ・グヨンSparrow事業総括は、政府が公表したソフトウェアサプライチェーンセキュリティ強化ロードマップを踏まえた対応策を紹介した。ソフトウェア開発ライフサイクル全体にセキュリティを組み込む必要性を示したほか、アプリケーションセキュリティテスティング統合プラットフォーム「Sparrow Enterprise」を活用し、オープンソースコンポーネントの利用状況と脆弱性を継続的に管理する体制を構築した顧客事例も共有した。
このほか、SBOMの共有履歴を基に供給側企業と需要側企業の関係性を把握し、サプライチェーン全体の可視性を確保する手法も提示した。
最後に登壇したユン・ジョンウォンSparrow CTOは、脆弱なコンポーネントの導入を事前に防ぎ、発見された脆弱性については実際のリスクと影響度に基づいて対応の優先順位を決めることが重要だと強調した。ユンCTOは「Sparrowはオープンソースの導入段階からコンポーネント制御ポリシーを適用し、脆弱なコンポーネントの利用を未然に防いでいる。さらに、AIを用いて資産の重要度や脆弱性リスクを踏まえ、対応の優先順位を提案する機能も提供している」と説明した。