資産運用会社BitwiseのXRP現物ETFで売買が急増している。1日当たりの売買代金は8000万ドル(約120億円)を超え、上場来最高を更新した。XRP価格の上昇を背景に、機関投資家の関心も高まっている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが25日(現地時間)に報じた。Bitwiseのテディ・フサロ社長によると、直近の取引日に同ETFの売買代金は8000万ドルを突破した。直前の2取引日もそれぞれ6000万ドル(約90億円)を上回っており、ここ3取引日で高水準の売買が続いた。
資金流入も継続している。SoSoValueの集計では、BitwiseのXRP現物ETFには直近取引日に825万ドル(約12億円)の純流入があった。累計純流入額は5億5093万ドル(約826億円)に拡大した。
累計純流入額でみると、BitwiseはXRP現物ETFの運用会社で首位となっている。Canary Capitalが4億6969万ドル(約705億円)、Franklin Templetonが4億3816万ドル(約657億円)で続いた。一方、Grayscaleと21Sharesの商品には同日、純流入はなかった。
XRP現物ETF市場全体では、累計純流入額が15億7000万ドル(約2350億円)、総運用資産は14億4000万ドル(約2160億円)となった。21Sharesは累計で2010万ドル(約30億円)の純流出となり、唯一のマイナスだった。ただ、運用資産は1億5990万ドル(約240億円)で、Grayscaleの8440万ドル(約127億円)を上回った。
こうした動きは、XRPの現物相場やデリバティブ市場、オンチェーン指標がそろって強含んだタイミングと重なる。先週のXRPは0.988ドルから一時1.70ドルまで上昇し、上昇率は70%を超えた。同期間のアクティブアドレスも4万7180から35万6070へと急増した。
先物市場も拡大した。主要取引所におけるXRP先物の取引額は113億7000万ドル(約1兆7055億円)まで増え、2月以降の高水準を記録した。大口保有者による取引所からの出金量も2億3100万XRPに達した。
ETFへの純流入と売買代金の増加は、XRP市場への参加拡大を示す材料と受け止められている。新規資金の流入と活発な売買が続けば、ETFの流動性改善にもつながる可能性がある。XRP現物ETF全体の累計純流入額が16億ドルに近づくなか、規制下の投資商品の存在感も高まっている。
もっとも、XRPは直近24時間で約1%下落し、1.39ドルまで押し戻された。ETF市場への資金流入が続くなか、XRPが1.40ドル台を回復し、上昇基調を維持できるかが目先の焦点となる。