写真=Amazon Web Services

Amazon Web Services(AWS)は、オープンソースの分析データベース「DuckDB」の開発元であるDuckLabsを買収する。

米SiliconANGLEが8月26日(現地時間)に報じた。取引は早ければ来月にも完了する見通しだ。

買収完了後、DuckLabsのチームはAWSと連携し、DuckDB関連のデータサービス機能をグローバルに拡充する。非営利の独立機関であるDuckDB Foundationも、引き続きプロジェクト運営の主体としての役割を担う。

DuckDBは、アプリケーションやクライアント環境に組み込んで、複雑なSQLクエリを直接実行できる組み込み型の分析データベースだ。サーバーインフラを別途管理する必要がないことから、「分析向けのSQLite」とも呼ばれる。DuckLabsはこれまで、DuckDBの強みとしてシンプルさと効率性を訴求してきた。1日当たりのダウンロード数が300万件を超える時期もあったという。

AWSは買収後もDuckDBをオープンソースとして維持する方針だ。「DuckLake」や「Quack」など周辺エコシステムのプロジェクトについても、MITライセンスの下で無償提供を続けるとしている。

今回の買収に伴い、DuckLabsの運営体制も変わる。これまで同社は、商用サポート契約や機能開発のパートナーシップを通じて運営資金を確保してきた。今後はAWSの資金支援を背景に、オープンソースエコシステムへの投資範囲を広げる計画という。

またAWSは、DuckDB Foundation内に技術諮問委員会を設置し、プロジェクトのロードマップに関するコミュニティーの意見を取り込む考えだ。サードパーティー開発者による署名済み拡張機能への支援も進める見通し。

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