SalesforceとAnthropicは26日(現地時間)、協業拡大の一環として、新プラグイン「Claudeforce」を発表した。営業担当者はAnthropicのチャットボット「Claude」から、Salesforceの主要データを直接活用できるようになる。
米CNBCによると、Claudeforceは営業向けの事前構築機能を37種類備え、提供を開始した。
利用者はClaude上で、メール作成や記録更新といった関連業務を処理できる。両社は今後、Claude、Salesforce、Slackをまたぐ連携をさらに広げる計画だ。
CNBCは今回の発表について、Salesforceが他社製品に自社の接尾辞「force」を冠した初の事例だと報じた。マーク・ベニオフCEOは、Claudeの推論能力に企業データ、ワークフロー、ガバナンスを組み合わせることで、考え、推論し、行動するダイナミックなインターフェースを提供すると説明した。
Anthropicのダリオ・アモデイCEOは、企業が数十年にわたりSalesforceに蓄積してきた顧客情報やビジネスの文脈をClaudeに接続することで、より重要なインサイトを引き出し、業務効率と成長速度を高められると述べた。
Claudeforceは現在、一部のパイロット顧客に提供しており、9月にプレビュー版として公開する予定だ。機能は年内に追加する。
Salesforceをはじめとするエンタープライズソフト企業には足元、AIツールが既存ソフトを代替し得るとの見方から、投資家の警戒感が出ている。Salesforce株は年初来で約22%下落し、2025年にも20%下落した。一方、ナスダック指数は2024年末から約35%上昇した。
Salesforceはあわせて、市場予想を上回る第2四半期決算も発表した。これを受け、26日の時間外取引では株価が12%上昇した。