ARK Investが、暗号資産関連株の保有を組み替えた。Bitmine Immersion TechnologiesやRobinhood、Block、Bullishを売却する一方、直近3営業日でCoinbaseとCircleを大きく買い増した。Decryptが30日(現地時間)に報じた。
ARK Investは29日、Bitmine、Robinhood、Block、Bullishの4銘柄を合計約440万ドル(約6億6000万円)売却した。売却は、関連銘柄が下落した日に実施された。
売却額が最も大きかったのはBitmine Immersion Technologiesで、12万665株を約200万ドル(約3億円)で売却した。Blockは1万3403株を約110万ドル(約1億6500万円)、Robinhoodは1万2561株を約110万ドル(約1億6500万円)、Bullishは1万1314株を約24万7000ドル(約3700万円)それぞれ手放した。
Bitmineの株価は同日、前日比5.6%安で取引を終えた。Robinhood、Block、Bullishもそろって軟調だった。
一方でARK Investは、直近3営業日にCoinbaseとCircleを計約4350万ドル(約65億2500万円)買い増した。内訳はCoinbaseが約1860万ドル(約27億9000万円)、Circleが約1290万ドル(約19億3500万円)だった。暗号資産関連株の中でも、主要銘柄への配分を拡大した格好だ。
29日には、複数の上場投資信託(ETF)を通じてSpaceX株も約1450万ドル(約21億7500万円)買い付けた。今回のポートフォリオ調整は、暗号資産関連株にとどまらなかった。
市場では足元、デジタル資産価格の軟調を背景に、暗号資産関連株の値動きが不安定になっている。Robinhoodは今週発表した2026年4〜6月期(第2四半期)決算で市場予想を上回ったものの、暗号資産事業の売上高は前年同期比で約40%減少した。取引活動の鈍化が影響したという。
こうした環境下で、ARK Investの売買は銘柄選別の色合いを強めている。Bitmine、Robinhood、Block、Bullishの比率を引き下げる一方、CoinbaseとCircleは直近3営業日連続で買い増した。
暗号資産価格の調整が関連企業の株価や業績見通しに影響する中、運用会社による銘柄ごとの配分見直しが広がっている。今回の取引も、暗号資産関連株を一律に減らしたというより、下落局面で組み入れ比率を入れ替えた動きといえそうだ。短期的には、デジタル資産価格の推移に加え、関連企業の取引活動が持ち直すかが焦点となる。