Microsoftは2026会計年度第4四半期(6月30日締め)決算を発表した。クラウド事業の拡大が業績を押し上げ、売上高と利益はいずれも市場予想を上回った。発表後の時間外取引で株価は約3%上昇した。
同四半期の売上高は900億1000万ドルだった。LSEG集計の市場予想876億2000万ドルを上回った。調整後1株当たり利益(EPS)は4.74ドルで、市場予想の4.24ドルを上回った。
純利益は357億7000万ドル(1株当たり4.81ドル)となり、前年同期の272億3000万ドル(1株当たり3.65ドル)から大きく伸びた。
Microsoftは、生成AIスタートアップAnthropicへの投資に伴う評価益32億ドルに加え、自主退職プログラム関連費用が想定を下回ったことも業績改善に寄与したと説明した。
主力のIntelligent Cloud部門の売上高は393億1000万ドルで、前年同期比31.6%増だった。Azureの成長率は43%と、前四半期の40%から拡大し、市場予想も上回った。2026会計年度のAzureの年間売上高は、初めて1000億ドルを超えたという。
生産性・ビジネスプロセス部門は、Office、Dynamics、LinkedInの伸びを背景に、売上高378億5000万ドルを計上した。Microsoft 365 Copilotの有料契約席数は3000万を超えた。
Bing、Windows、Surface、Xboxを含むMore Personal Computing部門の売上高は128億5000万ドルで、4.4%減だった。デバイス販売とPCメーカー向けWindowsライセンス売上高も7%減少した。
一方、AIインフラの拡張はコスト増につながった。四半期の設備投資およびファイナンスリースは410億ドルと前年同期比69%増となり、フリーキャッシュフローは196億4000万ドルで23%減少した。
ただ、将来の売上高につながる法人向け残存履行義務(RPO)は前四半期比8%増の6780億ドルとなった。CNBCは、これが企業需要の底堅さを示す材料だと報じた。