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Strategyが4週連続でビットコインの追加購入を見送るなか、マイケル・セイラー会長のX投稿が市場の関心を集めている。「別の色が必要」との発言を受け、買い増し再開を示唆したとの見方が出ているためだ。ただ、直近では同氏の示唆的な投稿が実際の購入につながらないケースも続いており、市場の受け止め方は分かれている。

ブロックチェーンメディアのCoinPostが27日に報じたところによると、セイラー氏は26日、X(旧Twitter)でStrategyのビットコイン購入履歴を示すチャートを共有し、「It needs another color(別の色が必要なようだ)」と投稿した。

チャートによると、Strategyのビットコイン購入回数はこれまで計113回。保有量は84万3775BTCに達し、時価ベースの保有資産価値は約544億ドルとされる。

7月20日に米証券取引委員会(SEC)へ提出した開示資料によれば、累計取得額は636億9000万ドル、平均取得単価は1BTC当たり7万5476ドル。報道時点のビットコイン価格は約6万4600ドルで、評価損は約93億ドルと推定されている。

今回の投稿は、セイラー氏が毎週日曜日に続けてきた示唆的なメッセージの流れに沿うものと受け止められている。一方で、足元ではこうした投稿が翌週のビットコイン購入に結び付いていない。

Strategyは6月29日、7月6日、13日、20日に公表した4回のSEC開示で、いずれも追加のビットコイン購入はなかったと明らかにしている。

直近の買い増しは6月15日から21日にかけて実施した520BTCだった。投資額は約3490万ドルで、平均購入単価は6万7068ドルとしている。

その後は、ビットコインの追加取得よりも、資本構成の見直しや手元流動性の確保を優先する姿勢を示してきた。

実際、セイラー氏の投稿内容と、その後の開示内容が一致しなかった例もある。6月28日には「もっと多くのチャートが必要だ」と投稿したが、翌日に公表されたのはビットコイン購入ではなく、新たな資本運用の枠組みだった。

7月5日の投稿後にも、市場では追加購入への期待が広がったが、実際には同社史上最大規模のビットコイン売却が発表された。

色を使った示唆は過去にも繰り返されている。昨年11月には「緑の点を追加してはどうか」と投稿し、翌日に130BTCの追加購入と14億4000万ドル規模のドル準備金新設を発表した。

今年1月にも「オレンジか、緑か」と投稿し、ビットコイン購入とドル資産拡大のどちらを選ぶかを示唆したことがある。

直近の開示でも、重心は流動性確保に置かれている。Strategyは20日の開示で、MSTR株の売却により2億6350万ドルを調達し、ドル準備金が32億2500万ドルに増加したと説明した。

また同社は最近、負債と優先株を除いた純ビットコイン保有価値を示す新指標も公表した。この指標について同社は、株主が実質的に保有するビットコイン価値に、より近い数値を示すものだと説明している。

市場では、セイラー氏が言及した「別の色」がビットコイン買い増しの再開を意味するのか、それともドル資産運用や資本構成に関する別の戦略を示すのかに注目が集まっている。直近の示唆投稿が市場予想と異なる結果に終わったケースもあるだけに、投資家は次回のSEC開示で真意を見極める構えだ。

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