科学技術情報通信部庁舎の看板(写真=科学技術情報通信部)

韓国の科学技術情報通信部と韓国基礎科学支援研究院(KBSI)は7月27日、忠清北道清州市で第4世代円形放射光加速器「韓国セビッ加速器(KLS)」の着工式を開いた。次世代半導体や二次電池、先端素材分野の研究基盤として活用し、2029年末の完成を目指す。

着工式は、清州市オチャンの放射光加速器敷地で実施した。

韓国セビッ加速器は、電子を光速近くまで加速して生じる放射光を用い、物質の構造や特性を原子レベルで分析する第4世代円形放射光加速器。次世代半導体や二次電池、先端素材などの研究に活用される。

事業費は1兆1643億ウォン(約1280億円)。科学技術情報通信部は忠清北道などとともに、加速装置やビームライン、研究支援施設を整備する。事業の主管はKBSIが担う。

工事に当たっては、関係機関と連携し、工程ごとのリスク要因や安全措置の履行状況を点検する。体系的な工程管理を通じて、安全事故の防止に取り組む方針だ。

着工式には政府、国会、地方自治体、産学研の関係者に加え、地域住民も参加した。イ・ジェミョン大統領は書面による祝辞で、韓国セビッ加速器について「将来の成長エンジン拡充を後押しし、忠清北道清州市の革新と地域主導の成長をけん引する中核拠点として定着することを期待する」とした。

同日午後には、清州市のOSCOで放射光加速器の整備状況と活用策を議論する専門家シンポジウムも開かれる。

ク・ヒョクチェ科学技術情報通信部第1次官は「韓国セビッ加速器は本格的な建設段階に入った。安全を最優先に工事過程を徹底管理する」と述べた。その上で「研究者と産業界が世界水準の研究インフラを活用できるよう、着実な整備に最善を尽くす」と語った。

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