米カリフォルニア州サンタクララのNVIDIAエンデバー・ビルディングで、ジェンスン・フアンNVIDIA CEO(左から6人目)とイ・ヘジンNaver取締役会議長らが記念撮影に応じた。写真=NVIDIA

Naverは24日、NVIDIAとグローバル代替資産運用会社Brookfieldから総額100億ドルの出資を受けると明らかにした。調達した資金をテコに、ギガワット(GW)級のAIファクトリー事業の世界展開を加速する。

Naver取締役会のイ・ヘジン議長は同日、米サンフランシスコでイ・ジェミョン大統領主催の「AIサンフランシスコ・サミット」に出席し、両社による出資計画を公表した。

イ議長は「今回の投資は、Naverが次の成長段階に進む転機になる」と述べた。その上で、「両社の資本に加え、グローバルブランドとネットワークは、Naverの事業拡大に大きな機会をもたらす」と強調した。

Naverについては、過去30年間にわたり、米中のビッグテックに挟まれながらも、検索、コマース、コンテンツなどのインターネットサービスを自社で開発・運営してきたと説明した。あわせて、データセンターも自ら設計・建設し、関連技術と運用ノウハウを蓄積してきたとした。

一方で、世界市場への本格展開には資本力やグローバル事業網の面で限界があったという。今回の出資は、こうした制約の克服につながるとともに、Naverが進めてきたGW級AIファクトリー事業の資金確保と海外展開を後押しする見通しだ。

Naverは先月、NVIDIAと共同で1GW級のグローバルAIファクトリー構築計画を公表している。2027年上期に55MW規模で稼働を開始し、同年中に100MW、2028年に200MWまで拡張した後、長期的にはGW級へ拡大する計画だ。

Brookfieldは、データセンターや電力、再生可能エネルギーなど大規模な実物インフラ投資に強みを持つ運用会社。NVIDIAとグローバルAIインフラ投資プログラムを運営しており、同社の資本力とインフラ投資の知見が、NaverのAIファクトリー構築と海外展開を支えるとみられる。

イ議長のほか、チェ・スヨン代表、キム・ヒチョル最高財務責任者(CFO)、キム・ユウォンNaver Cloud代表らNaver経営陣は、米カリフォルニア州サンタクララのNVIDIAエンデバー・ビルディングを訪問した。ジェンスン・フアンNVIDIA CEOらと会談し、グローバルAIファクトリー事業の拡大に向けて連携を強化する方針を確認した。

フアンCEOは同日、サンフランシスコでイ大統領と個別に会談し、Naverとの協力計画を紹介した。「Naverは韓国を代表するクラウド企業だ。今回のパートナーシップを通じて、韓国国内だけでなくグローバルでの拡大も支援する」と述べた。

イ議長は今回の出資を機に、特定のビッグテックに依存せず、多様なAIが共存するエコシステムの構築にも力を入れる考えを示した。

「Naverが思い描くインターネットの世界は、インターネットとAIが一部の集団に支配され、操られる世界ではない」とした上で、「多様性を守るには、各国や各集団、そして個人のための複数のAIが登場し、活動できなければならない」と述べた。

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