ビットコインの底打ち観測が再燃している。写真=Reve AI

Grayscaleは、ビットコインが従来の4年サイクルで想定されてきた時期より早く底打ちした可能性があるとの見方を示した。前提となるのは、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを見送り、景気の成長基調が維持されることだ。一方で、規制を巡る不透明感は引き続き下押し要因になり得るとしている。Cointelegraphが23日に報じた。

Grayscaleでリサーチ責任者を務めるザック・パンドル氏は、ビットコインが成熟した資産として定着するにつれ、価格動向はマクロ経済要因の影響をこれまで以上に受けやすくなっていると分析した。

同社は、一般的な4年サイクルではビットコイン価格が9月から10月ごろに安値を付けるとされるものの、今回はそれより前に底を打った可能性があるとみている。パンドル氏は水曜日に公表されたレポートで、FRBが利上げを見送り、経済成長が維持されれば、ビットコインはすでに底打ちした可能性があると述べた。

パンドル氏は、ビットコイン相場を左右する主な要因として、FRBの政策金利判断を含むマクロ要因を挙げた。過去の弱気相場は、経済成長の鈍化と実質金利の上昇局面が重なった時期に起きていたとも指摘している。

FRBの次回の政策決定は29日に予定されている。CME GroupのFedWatchによると、市場では金利据え置きの確率が66%と見込まれている。1週間前の88%からは低下した。

一方、規制面ではなお不透明感が残る。パンドル氏は6月26日付のレポートで、Clarity法案が年内に成立しなければ、Strategyなどビットコインを財務資産として保有する企業が追加のデレバレッジに動く可能性があると指摘した。その場合、ビットコイン価格には緩やかな下落圧力がかかる可能性があるとしている。

これに対し、別のアナリストは底打ち時期をさらに後ろにみている。レバット・マイニングプール創業者のジャン・ジュオアル氏は、ビットコインの底値は2026年10〜12月に形成されると予想した。Strategyの純資産価値に対する倍率を示すmNAVがサイクル安値を付けた約6カ月後に、ビットコインが底を打つとの見方を示している。

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