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100年以上の歴史を持つ自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」が4日(現地時間)、スペイン・バルセロナで開幕する。欧州では6月に記録的な暑さが続き、スペインとフランスでも高温が収まっていない。主催者は選手や観客の安全確保に向け、暑熱対策を進めている。

海外メディアの報道によると、開幕日のバルセロナの最高気温は33度前後となる見通しだ。7日の第4ステージ(カルカソンヌ―フォワ)では40度近くまで上昇する可能性があり、第5ステージも30度台の暑さが続くとみられている。

ツール・ド・フランスの組織委員長、クリスティアン・プリュドム氏はAFPの取材に対し、「大会期間中に高温が見込まれるのは明らかだ。選手と観客の保護が最優先であり、重要なのは状況に応じて対応することだ」と述べた。

同氏は、2024年シーズンに導入された国際自転車競技連盟(UCI)の高温プロトコルにも言及した。気温や湿度、風速、走行速度などを基に危険度を判定し、最高危険段階の「レッドゾーン」では、競技時間の調整やレースの中断、中止といった対応が可能になるという。

プリュドム氏は仏紙L'Equipeの取材に対し、「冷却用バイクを増やし、氷の手配も追加した」と説明したうえで、「UCIや選手団、チーム代表と継続的に連絡を取り合っている」と語った。

また、選手たちは1月のツアー・ダウンアンダーで42度の暑さを経験しており、高温への備えはあるとの見方も示した。一方で、直近のツール・ド・スイス最終ステージでは、選手が熱中症により10分を失う事態もあり、懸念は残るとしている。

Cofidisのスポーツディレクター、ビニュアン・フェルナンデス氏は英メディアBikeRadarに対し、ステージの前後にアイスパックを使って選手の体温を下げる計画を明らかにした。

フェルナンデス氏は「現状で取れる手段はこれしかない」としたうえで、「私たちは化石燃料を燃やし、この問題を自ら生み出している。選手の体を冷やすことは重要だが、地球を冷やすことも必要だ」と強調した。

ツール・ド・フランスは1903年に第1回大会が開かれた。初期はステージ数が少ない一方、1区間の距離が長く、1903年大会は6ステージで、1ステージ当たりの平均距離は404kmに達した。

1926年大会は17ステージ、総距離5745kmで、歴代最長を記録している。

今年の大会はバルセロナをスタートし、パリまで21ステージ、総距離3333kmで争われる。初期と比べるとステージ数は増えた一方、総距離は短くなっている。

かつては1つのステージのゴール地点から次のステージがそのまま始まる構成だったが、近年は都市間の移動を挟み、より多様な地域を巡る形式へと変わっている。

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