ブラウザ市場で、競争の軸が検索結果の質から、AIがユーザーに代わってタスクをこなす機能へと移りつつある。TechCrunchは3日、PerplexityやOpenAI、Operaなどが相次いでAIブラウザを投入し、この分野の競争が加速していると報じた。
Perplexityは、チャットボット型の検索ブラウザ「Comet」を投入した。メールの要約やWebページの調査、予定の招待送付などに対応する。利用できるのは現時点で、月額200ドルのMaxプラン加入者に限られる。
Arc Browserを手掛けるBrowser Companyは、AI中心のブラウザ「Dia」を公開した。ユーザーが閲覧したWebサイトやログイン情報を踏まえ、情報検索や作業の実行を支援する。現在は招待制ベータとして提供している。
Operaは、コンテキスト認識機能を備えた「Neon」を披露した。調査や買い物、コード作成などの作業に対応し、オフラインでも動作するとしている。月額料金は19.90ドル。
OpenAIはAIブラウザ「Atlas」をリリースした。ChatGPTを通じて検索し、Webサイトを探索できるほか、ユーザーの代わりに作業をこなす「エージェントモード」も搭載する。まずmacOS向けに提供し、Windows、iOS、Androidへも順次展開する予定だ。
Y Combinatorの支援を受けるAsideは、パスワードと閲覧履歴を活用し、Gmail、Notion、Slack、Figma、銀行サービスなどで自動的にタスクをこなすブラウザを準備している。
Jatterは6月、Webページに関するQ&A機能とパーソナライズ推薦機能を備えたAIブラウザの提供を始めた。無料で利用できるほか、月額10ドルの有料プランも用意する。
プライバシー重視のブラウザでは、BraveとDuckDuckGoが挙げられる。Braveは広告や追跡のブロック機能に加え、自社の暗号資産による報酬プログラムを備える。DuckDuckGoは最近、チャットボット機能と詐欺検知機能を強化した。
GitHub共同創業者のクリス・ワンストラス氏が率いるLadybirdは、既存のChromiumコードを使わず、新たなオープンソースブラウザを開発している。2026年にLinuxとmacOS向けのアルファ版を公開する計画だ。
Operaは2月、瞑想をテーマにしたブラウザ「Air」も発表した。休憩のリマインダーや呼吸エクササイズ、集中とリラックスを促すバイノーラルビート機能を提供する。