XRPが主要な抵抗線を突破し、ショートポジションの清算が膨らんでいる。暗号資産市場全体でもショート側の強制清算が広がっており、短期的には1.065ドル近辺を下値支持として固められるかが次の焦点となる。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが2日(現地時間)に報じたところによると、XRPは1.02〜1.06ドルのレンジ相場が長引くなかで売り持ちが積み上がっていた。その後の急伸を受け、ショートポジションの大規模な清算につながったという。
この動きは、暗号資産市場全体の上昇局面と重なった。直近24時間では、市場全体で6億3400万ドル超のマージンポジションが強制清算された。CoinGlassの集計では、このうち約73%がショート側だった。
XRPではその偏りがさらに大きい。XRP関連の損失の約81%は、下落を見込んだポジションで発生した。すでに一定の清算は進んだものの、大口のXRPショートの清算が集中しやすい水準は現在値より上の1.30953ドルにあり、同水準には579万ドル規模の資金が集まっている。
上昇局面では、中間の価格帯に置かれた注文も一部で機能したとみられる。XRPが主要な抵抗線だった1.0525ドルを上抜けて現在の水準まで上昇する過程で、一部ショートのストップロス注文が先行して執行されたという。
一方で、短期の値動きには過熱感も出ている。テクニカル面では抵抗線の突破が上昇を主導したが、買われ過ぎを示す指標は短期的な過熱を示唆している。このため、上昇の勢いがいったん鈍り、短い調整局面を挟む可能性がある。
当面の焦点は1.065ドル近辺だ。これまで抵抗線として意識されていた同水準まで小幅に押した後、サポートラインとして定着できるかが次の方向性を左右する。維持できれば、XRPは中期的に1.30953ドルを再び視野に入れる展開も想定される。
今回のXRP急伸は、単なる自律反発というより、ショート清算を伴う需給の変化による色彩が強い。市場全体でもショート側の損失が膨らむなか、XRPが1.065ドルの下値支持を維持しつつ、1.30953ドルとの距離を縮められるかが短期的な注目点となっている。