サーキット走行環境で、開発した能動空力システムを実車に適用して検証する様子。写真=KAIST

KAISTは7月3日、高性能電気自動車(EV)の走行性能と安全性の向上につながる能動空力技術を開発し、実車試験で効果を確認したと発表した。車両前後に搭載した複数の空力装置を走行状況に応じてリアルタイムで制御する。

開発したのは、シム・ヒョンチョル電気電子工学科教授の研究チームだ。Hyundai Motorの支援を受け、車両前後の複数の空力装置を一体的に制御する「マルチ能動空力システム」を実装し、実車で性能を検証した。

本研究では、パク・サンウォン博士課程学生が筆頭著者を務めた。車両の前後に搭載した4基の能動空力装置を単一システムとして統合制御し、車速や操舵状態に応じて最適な空力モードを選択する技術を実現したという。

研究チームは、ヨンアム国際自動車レース場で実車試験を実施。その結果、ラップタイムの短縮に加え、制動性能やコーナリング性能の向上、車両安定性の改善を確認した。

この研究は先月、米デトロイトで開催された知能車両分野の国際学会「IEEE IV 2026」で、最優秀学生論文賞を受賞した。

シム教授は「今回の研究が、高性能EVにとどまらず、自動運転車やソフトウェア定義車両の走行性能と安全性を高める中核技術につながることを期待している」とコメントした。

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