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Appleが2026年に投入するとみられる折りたたみiPhoneが、同年の折りたたみスマートフォン向けディスプレイパネル調達の29%を占める見通しだ。Counterpoint Researchは、Appleの市場参入が折りたたみパネル市場の回復を後押しすると予測している。

GIGAZINEが2日付で伝えたところによると、Counterpoint Researchは2026年の折りたたみスマートフォン向けディスプレイパネル出荷が、前年比24%増の2750万台に達すると見込む。市場規模は売上高ベースで約44億ドル(約6600億円)となり、前年比48%増を予測した。

需要の伸びは通年で均等には進まず、下期に集中する見通しだ。年間出荷の約64%が7〜12月に集中し、Appleの新製品投入時期と重なる第3四半期と第4四半期に需要が大きく膨らむ可能性が高いという。

メーカー別のパネル調達比率では、Samsung Electronicsが31%で首位となる見通し。Appleは29%で続き、実質的な2強構図になるとみられている。業界では、Appleの折りたたみiPhone向けパネルをSamsung Displayが供給する可能性が高いとの見方が出ている。

製品トレンドにも変化が見込まれる。Counterpoint Researchは、折りたたみスマートフォンが実験的な製品段階を抜けて主流市場へ移行する過程で、高価格帯のプレミアムモデルや、折り目を抑えたブック型を中心に市場再編が進むと分析した。

一方、足元では市場の回復感はなお弱い。2026年1〜3月期の世界の折りたたみスマートフォン向けディスプレイパネル出荷は約390万台で、前年同期比7%減だった。供給元別では中国BOEが最大供給元を維持したが、シェアは1年で7ポイント低下し、出荷量も19%減少した。

これに対しTianmaの出荷量は前年同期比578%増と急拡大し、シェアは1%から4%へ上昇した。

Counterpoint Researchのシニアアナリスト、エンジェ・チは、折りたたみスマートフォンについて「補完的なフォームファクターを超え、主流市場に移行しつつある」と評価した。そのうえで、「2025年はブック型とクラムシェル型がほぼ同水準だったが、クラムシェル型の成長鈍化を受け、2026年はブック型が市場を主導する」との見方を示した。

また同氏は、市場の成長がAppleだけに依存するわけではないとも指摘した。生産性を高める活用シーンの拡大、大画面によるユーザー体験の向上、メーカーの収益性改善が、中長期の成長を支える要因になると説明している。

業界では、Appleの参入がスマートフォン市場だけでなく、部品サプライチェーンにも変化をもたらすとの見方がある。Samsung DisplayがApple向けの主要供給元となれば、Samsungグループは完成品競争と部材供給の両面で存在感を強める可能性がある。

2026年の折りたたみ市場を左右する最大の変数は、Appleが実際に製品を投入するかどうかだ。参入が本格化すれば、出荷量、製品構成、サプライチェーンの各面で新たな成長局面を迎えるとみられている。

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