Fujifilmは、レンズ付きフィルム「QuickSnap」の発売40周年を記念し、新製品2モデルを今秋投入する。白黒専用の「QuickSnap Black & White」と、防水性能を高めた「QuickSnap Active」を追加し、ラインアップを拡充する。
米ITメディアEngadgetが1日付で報じた。スマートフォンでの撮影が主流となる中でも、フィルムならではの質感やアナログの撮影体験を求める需要は根強いとみて、新製品を展開する。
「QuickSnap Black & White」は、ISO400の白黒ネガフィルムを採用した白黒撮影専用モデル。撮影枚数は27枚で、内蔵フラッシュを備える。フラッシュの有効距離は約3mとしている。
複雑な設定なしに、シャッターを切るだけで撮影できる手軽さを維持したのも特徴だ。旅行や日常の記録に加え、フィルムならではの白黒表現を楽しみたい利用者を想定している。
一方の「QuickSnap Active」は、屋外レジャーや水辺での利用を想定したモデル。従来の防水タイプの後継機に位置付けられ、保護ハウジングとリストストラップが付属する。
ISO800のカラーネガフィルムを採用し、撮影枚数は27枚。内蔵フラッシュは搭載せず、水深約10.7m(35フィート)までの防水に対応する。プールや海辺、水上スポーツでの利用を見込む。
Fujifilmは、2モデルともシンプルな操作性はそのままに、撮影シーンやフィルムの特性に応じて選べる構成にしたとしている。白黒モデルはクラシックな描写を求める層、防水モデルは旅行やレジャーでの実用性を重視する層をそれぞれ取り込む狙いだ。
価格は「QuickSnap Black & White」が22.9ドル(約3435円)、「QuickSnap Active」が24.75ドル(約3713円)。いずれも今秋発売する予定だ。
今回の新製品投入により、Fujifilmは40年続くQuickSnapブランドのアナログな魅力と手軽な撮影体験をあらためて訴求する。スマートフォンが日常撮影の中心となった現在でも、フィルム特有の色味や撮影体験を求める需要を取り込めるかが注目される。