SK Telecomは7月2日、韓国サービス品質指数(KS-SQI)の2026年調査で移動通信部門の1位を獲得し、27年連続首位となったと発表した。あわせて、SKグループのICT関連各社も通信サービスの主要分野で首位を獲得した。SK Broadbandは超高速インターネットとIPTV、SK telinkは国際電話とMVNOでそれぞれ1位となった。
KS-SQIは、韓国標準協会(KSA)が国内企業の製品・サービス利用者を対象に実施する顧客満足度調査で、専門性、誠実性、積極性、社会的価値など8項目を評価し、数値化する指標だ。
SK Telecomは、KS-SQIの調査開始以来、移動通信部門で首位を維持してきた。同社によると、全産業を通じて27年連続で1位を獲得した企業はSK Telecomが唯一だという。
同社は昨年のサイバー攻撃事案を受け、販売チャネルやカスタマーセンターなど顧客接点でのサービス改善と、顧客信頼の強化に取り組んできた。契約40年以上の長期利用者と直接面会して意見を聞き取り、カスタマーセンターの利用利便性向上に向けて、相談手続きの簡素化や専任相談員の配置も進めた。
また、顧客信頼委員会や顧客諮問団といった独立諮問機関を通じて集めた要望も、サービスに反映しているとしている。
顧客向け特典も拡充した。5月には、複雑だった料金プランの組み合わせを簡素化するとともに、データ容量を使い切った後も基本データを利用できるようにするなどの施策を打ち出した。
8月21日までは夏の休暇シーズンに合わせ、ローミング時のデータ提供量を増やすほか、20〜30代の顧客を対象に「初回ローミング70%割引」プロモーションを実施する。
Tメンバーシップでは、13〜34歳向けの「ヤングウィーク」を毎月実施している。加入期間10年以上の顧客向けには「T長期顧客デー」を通じ、年末までグルメや公演、エンターテインメント分野の招待イベントも展開する予定だ。
社会的価値の取り組みとしては、安否確認や情緒面のケア、緊急救助を支援するAIケアサービスを運営している。ビジョンAI技術を活用し、発達障害者の行動をリアルタイムで認識・分析するケア支援サービスも提供している。
このほか、従業員が講師として参加し、障害のある青少年にAI教育を提供する「幸福AIコーディングスクール」も運営している。2026年末までに160校、約5000人を対象に教育を実施する計画だ。
SK Telecomは、AIベースのネットワークセキュリティやスパム、ボイスフィッシングの遮断技術の高度化も進めている。2026年第1四半期には、ボイスフィッシングとスパムを約1億8600万件遮断したとしている。
また、初の情報保護白書となる「情報保護白書2025」を刊行し、情報保護の取り組みや顧客保護強化策も公開した。
SK Broadbandは、超高速インターネット部門で12年連続、IPTV部門で8年連続の1位を記録した。SK telinkも、国際電話部門で18年連続、MVNO部門で4年連続の1位となった。
チョン・ジェホンSK Telecom最高経営責任者(CEO)は、「KS-SQIで27年にわたり顧客の支持と信頼を得られたことは、何より大きな成果だ」とコメントした。そのうえで、「顧客が安心して利用でき、誇りを持てるSK Telecomを目指し、顧客信頼の強化に全力を尽くす」と述べた。