Bitcoinが6万1000ドル台を回復した。写真=Shutterstock

Bitcoinは7月1日の取引で6万1000ドル台を回復し、一時6万2000ドルまで上昇した。ドル高の一服と米株高が支えとなったほか、暗号資産デリバティブ市場でロング清算が進んだ後の買い戻しも反発を後押しした。

Cointelegraphによると、Bitcoinは米市場の取引開始前後に上げ幅を広げ、Bitstampベースで6万2000ドルに達した。

今回の上昇は、ドル指数(DXY)の反落と歩調を合わせる形となった。DXYは101.6まで上昇した後に反落し、同時間帯の米株も序盤の変動を経て上昇基調に転じた。

暗号資産デリバティブ市場では、反発前まで荒い値動きが続いていた。Bitcoinは月初にかけて数年ぶりの安値圏を再び試し、Coinglass集計による暗号資産の24時間のロング清算額は2億ドルを超えた。急落局面で清算が進んだことで、その後の自律反発につながったとみられる。

短期筋の間では、底打ち反転の可能性にも注目が集まった。トレーダーのレナールト・スナイダーはニューヨーク時間の上昇について、Bitcoinが前向きな急伸の流れを示していると評価。一方で、6万700ドル近辺までの値動きの中で伸びが鈍る可能性があるとも指摘した。

別の市場参加者も、足元のレンジが崩れるかどうかを見極めている。Daan Crypto Tradesは、Bitcoinが短期レンジの上限または下限を明確に抜ければブレイクにつながる可能性があると分析した。当面は5万8000ドルから6万1000ドルのレンジが新たな値動きの軸として定着するかが焦点になるとの見方を示した。

ドルの動向への警戒も続いている。分析会社Kobeissi Letterは、ドル買いポジションに偏りがあるとして、近く相場の方向転換が起きる可能性を指摘した。集計では、6月23日時点の米ドルの投機筋によるネット買い越しは343億ドルと、18カ月ぶりの高水準に達していた。こうした偏りが和らげば、Bitcoinを含むリスク資産には追い風となる可能性がある。

市場では、7月に反発局面が強まるとの見方も再び広がっている。トレーダーのTitanは、Bitcoinの月足が長期トレンドラインを下回って引けたと指摘した。トレーダー兼アナリストのRekt Capitalも「6月は赤、7月は緑、8月は再び赤」との見方を改めて示し、7月に反発した後、8月には再び弱含む可能性があるとした。

今後は、6万ドル台を維持できるか、さらに6万1000ドル近辺を明確に上抜けられるかが焦点となる。短期的にはドル指数と米株の動向がBitcoinの方向感を左右する公算が大きく、7月の反発期待が本格的なトレンド転換につながるかが注目される。

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