Wemade Maxは7月1日、Wemadeの筆頭株主変更後も、同社の開発方針や主要プロジェクトの推進計画に変更はないと明らかにした。既存タイトルの安定運営と新作開発を並行し、グループ戦略を担う中核開発組織としての役割を維持する方針だ。
ソン・ミョンソク代表は同日、社員向けの社内書簡で「Wemadeの筆頭株主の変更は当社にとっても重要な意味を持つ」としたうえで、「Wemade Maxが果たすべき役割は変わらず、グループ内でさらに重要な役割を担うことになる」と述べた。
この書簡は、Wemadeの筆頭株主変更を巡る報道を受け、社内で今後の変化への関心が高まっていたことを踏まえて出されたものとなる。ソン代表は、取引完了までに複数の手続きが残っており、その過程でさまざまな見方が出る可能性があると説明した。
一方で、同社が担ってきた開発とサービス運営の役割は変わらないと強調した。競争力の源泉として開発力と実行力を挙げ、市場環境が変化する中でも、これまで蓄積してきた開発力とサービス運営の経験は外部環境の変化に左右されにくい強みだとした。
そのうえで、既存タイトルの安定運営に加え、主要新作の開発も計画通り進めるとした。ソン代表は「既存タイトルの安定運営はもちろん、主要新作の開発も支障なく進んでいる。開発方針にも変更はない」と述べた。
同社は今回のガバナンス変化について、Wemadeグループのグローバル成長戦略が新たな局面に入る過程と位置付けている。Wemade Maxは、新作開発とライブサービスの競争力を基盤に、グループ戦略を担う中核開発組織としての役割を継続する計画だ。
同社は、グループの成長戦略を実際の成果につなげるには、市場で結果を出せる開発組織の役割が不可欠だとみている。
前日に明らかになった「ナイトクロウ」の中国版号取得も、こうした流れを裏付ける材料と受け止めている。ソン代表は「長く準備してきた中国市場戦略が一つずつ実現している。今後はこの流れがグローバルでの成果にもつながると期待している」と語った。
同社は今回の版号取得を受け、中国市場進出戦略が具体化しつつあると評価しており、今後の新作のグローバル展開にも追い風になると見込む。
Wemade Maxは今後も、ライブサービス運営と次期プロジェクト開発を並行して進める方針だ。「ナイトクロウW」「ミル5」「プロジェクト・タル」などの主要案件も計画通り展開するとしている。
ソン代表は「市場は最終的に良いゲームを評価し、利用者は完成度の高いコンテンツを選ぶ」としたうえで、「グローバル市場で認められるゲーム開発会社という目標に向け、ぶれることなく進んでいく」と述べた。