7月1日、ソウル・汝矣島の「Conrad Seoul」で開かれたKOSDAQ市場開設30周年記念行事で祝辞を述べるイ・オクウォン金融委員長。写真=オ・サンヨプ

KOSDAQ市場の開設30周年を機に、韓国の金融委員会と韓国取引所が市場改革を本格化する。限界企業の退出を促す一方、革新企業の上場支援や市場区分の見直しを進め、市場の信頼回復につなげる考えだ。

7月1日、ソウル・汝矣島の「Conrad Seoul」でKOSDAQ市場開設30周年の記念行事が開かれた。会場にはイ・オクウォン金融委員長、チョン・ウンボ韓国取引所理事長、オ・ギヒョン共に民主党「K資本市場特別委員会」委員長のほか、ベンチャー業界の関係者らが出席した。

KOSDAQ市場は1996年の発足以来、中小・ベンチャー企業の資金調達の場として機能してきた。

イ・オクウォン委員長は、発足当初に比べて上場企業数は5.4倍、時価総額は73倍、売買代金は7000倍に拡大したと説明。そのうえで、成長株投資の受け皿として世界有数の技術株市場への飛躍を目指し、構造的な体質改善を進める方針を示した。

政府は、革新企業の上場と成長を支える資金供給を強化する計画だ。少額公募の上限引き上げに加え、大型IBによるリスクマネー供給の拡大、国民成長ファンドを通じた先端戦略産業への投資、2兆ウォン超のベンチャー・セカンダリー・ファンドの組成などを通じ、投資・回収・再投資が循環する構造の構築を狙う。

KOSDAQ市場の構造改革も進める。金融委員会は市場を区分し、中核企業を明確化したうえで、機関投資家向けベンチマークの整備や指数採用、連動ETFの開発を後押しする方針だ。優良企業がKOSDAQにとどまり、成長を続けやすい環境を整える。

市場の信頼回復に向けては、限界企業の整理が主要課題に据えられた。イ委員長は、経営不振の限界企業が市場全体の信頼を損ない、優良企業まで過小評価されるとの問題が指摘されてきたと説明。上場廃止基準の厳格化と、集中管理制度の運用方針を明らかにした。

チョン・ウンボ理事長も、KOSDAQの体質改善が必要だと強調した。かつてない資本市場の活況下でも、中小・ベンチャー企業と大企業、KOSDAQとKOSPIが好循環のなかで共に成長する構造はなお十分に定着していないと指摘し、限界企業の迅速な整理を通じて市場の信頼を高める考えを示した。

取引所は、退出した企業の空白を革新技術企業で埋める方針だ。チョン理事長は、企業の特性に応じて技術特例上場の適用を広げ、AIや防衛産業などの革新企業が適切な時期に上場できるよう支援すると説明した。昇降型のセグメント制など市場構造の改編を通じ、KOSDAQ市場のダイナミズムを取り戻す考えも示した。

国会でもKOSDAQ改革の議論が進む見通しだ。オ・ギヒョン委員長は、資本市場改革はKOSPIとKOSDAQを分けて進めるものではないとしたうえで、KOSPIに匹敵する変化をKOSDAQでも生み出す必要があるとの認識を示した。

オ委員長はまた、KOSDAQの持続的な成長には企業業績と市場の信頼が重要だと指摘した。市場で継続的かつ安定的な成長を実現できるかに加え、限界企業と革新企業を見極める機能が適切に働いているかが問われていると述べた。

政府と韓国取引所は、不公正取引への対応も強化する。株価操作に対処する合同対応チームを拡充・再編し、通報報奨金制度や摘発体制の強化を通じて市場の信頼回復を図る。あわせて、重複上場の原則禁止を維持しつつ例外を認める運用や、コーナーストーン投資家制度、事前需要予測制度の導入など、投資家保護策も進める。

イ委員長は、KOSDAQの将来と韓国経済の再飛躍に向け、体質改善はこれ以上先送りできない課題だと強調した。そのうえで、政府の政策努力、取引所による責任ある市場管理、企業の革新成長への取り組みがかみ合う必要があると述べた。

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