相場の不安定な値動きが続く中、XRP現物ETFへの資金流入が主要な暗号資産の現物ETFの中で相対的な強さを示している。Bitwiseは6月29日の取引で流入額を伸ばし、累計純流入は5億517万ドルに達した。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが6月30日(現地時間)に報じたところによると、6月29日のXRP現物ETF市場全体の純流入額は1534万ドルだった。このうちBitwiseが1194万ドルを集め、同日の流入を主導した。
Bitwiseは2025年11月の上場以降、累計純流入額で首位を維持している。足元のXRP現物ETF市場でも、資金流入の継続を支えているのはBitwiseの存在が大きい。
XRP現物ETFはここ数カ月、暗号資産市場全体が軟調な局面でも、多くの取引日で資金流入を記録してきた。XRP価格が下落する場面でも、機関投資家マネーの流出が目立たなかった点が特徴とされる。
SosoValueのデータでも、Bitwiseが流入面で首位を維持してきたことが示された。
とりわけ直近3カ月では、XRP現物ETFがビットコインやイーサリアム、さらには暗号資産の現物ETF全体と比べても相対的に強い動きを示したとの見方が出ている。他の商品が大幅な資金流出に見舞われる中でも、XRPは継続的なETF流入を維持した唯一の商品だという。
こうした動きは、時価総額上位の暗号資産よりもXRPに対する機関投資家の関心が高まりつつある兆候と受け止められている。
市場では、XRP現物ETFへの流入が短期資金にとどまらず、XRPを独立した投資対象とみなす機関需要の形成につながる可能性があるとの見方もある。ビットコインとイーサリアムを中心に動いてきた現物ETF市場で、XRP関連商品が相対的に安定した流入を示していることは、投資家の関心が一部の代替資産にも広がっていることを示すとの指摘だ。
一方で、XRP価格がETFへの流入とは対照的に明確な反発を見せていない点は重しとなっている。現物ETFを通じた機関資金の流入が続いても、暗号資産市場全体のリスク回避姿勢やXRP自体の価格モメンタムが改善しなければ、短期的な上昇余地は限られる可能性がある。
今後の焦点は、Bitwise中心の流入基調が他の運用会社の商品にも広がるかどうかだ。資金が一部ETFに偏るだけであれば市場全体への波及は限られるが、複数の商品に流入基盤が広がれば、XRP現物ETF市場の持続性を見極める材料になりそうだ。