SiliconANGLEが30日(現地時間)報じたところによると、フランスの産業自動化大手Schneider Electricは、産業向けAIを手がけるCogniteを31億ドルで買収する。産業データ基盤とAIソフトウェアを強化し、自律型AIの活用を本格化させる狙いがある。
今回の買収は、産業向けAIの役割が変わりつつあることを示す動きでもある。これまでの産業向けAIは、発電所などの現場データを記録し、保守が必要な兆候を通知する用途が中心だった。足元では、AIが自ら判断して動く自律型へと進化しつつあるという。
Cogniteは、産業現場の各所に分散する未整理データを一元化し、AIエージェントが自律的に活用できる形に整えるソフトウェアを開発してきた。
同社のプラットフォームは、統合データモデルと知識グラフにエージェントAIを組み合わせた構成とされる。中核製品は、データ整備と連携を担う「Data Fusion」と、自動化や意思決定の迅速化を支援するエージェント層「Atlas AI」だ。これにより、AIエージェントは故障の兆候があるポンプを検知し、必要な部品の手配や修理日程の設定まで担える。最終承認は人が行う。
Schneider Electricのオリビエ・ブロム最高経営責任者(CEO)は、「Cogniteは真の産業レベルAIプラットフォームを構築した」とした上で、「今回の買収により、Schneider Electricは産業インテリジェンスの次の段階で中心的な役割を担うことになるだろう」と述べた。
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