画像=(左上から時計回り)Bilibili「三国志: 天下決戦」、Com2uS Holdings「ColorSweeper」、Devsisters「CookieRun: Crumble」、Wemade Max「WindRunner育成」

7月のモバイルゲーム市場では、SLG、パズル、放置型RPGの新作が相次いで投入される。各社はジャンルごとに異なるユーザー層を狙い、IP活用やグローバル展開、コミュニティ施策を打ち出している。

◆BilibiliとCom2uS Holdings、2日に新作投入

Bilibiliは2日、三国志を題材にした戦略シミュレーションゲーム「三国志: 天下決戦」を正式リリースする。プレイヤーが君主となって領土を広げ、武将を育成しながら勢力を拡大していく大規模SLGだ。

本作は、マルチクラスをベースにした戦略性と、同盟を軸とする戦争コンテンツを特徴とする。職業システムを通じて兵力や役割を使い分け、同盟単位の戦いを中核コンテンツに据えた。

同盟コンテンツを前面に押し出すことで、ユーザー同士の競争と協力を促し、長期運営につなげる狙いがあるとみられる。6月30日時点の事前登録者数は108万人を突破した。同盟単位のユーザーを対象とした「同盟集結イベント」も実施し、リリース前からコミュニティ形成を進めている。

Com2uS Holdingsも同日、モバイルパズルゲーム「ColorSweeper」をグローバル展開する。ゲーム性は「マインスイーパー」と「ノノグラム」を組み合わせたもので、数字と色のヒントを手掛かりにマスを埋めていく。

特徴として掲げるのは、「当てずっぽうに頼らないパズル」だ。全ステージを運ではなく、推論と論理で解けるよう設計したという。北米でのソフトローンチでゲーム性を検証しており、正式リリースでは英語、日本語、中国語など12言語に対応する。

言語依存の低いゲーム設計を生かし、北米、欧州、アジアのパズルユーザーを幅広く取り込む構えだ。

◆Wemade MaxとDevsisters、放置型RPGを7月投入

Wemade Maxは7月中に、放置型RPG「WindRunner育成」を韓国と台湾でリリースする予定だ。開発は子会社のLightconが手掛ける。累計6000万ダウンロードを記録したカジュアルIP「WindRunner」を、放置型RPGとして再構成した作品となる。

原作のキャラクターや世界観を生かしつつ、成長、収集、アクションの要素を組み合わせた。戦闘は押し寄せる敵を倒していくハック&スラッシュ形式で、キャラクター、召喚獣、乗り物など約150種類の要素を組み合わせられる。

独自のコンボシステムも導入した。戦闘中にコンボを重ねてフィーバー状態に入り、フィーバーバーストへつなげる仕組みだ。放置型の自動成長にアクション性を加え、プレイヤーの関与を高める設計としている。

Devsisters傘下のStudio Kingdomが開発する「CookieRun: Crumble」も、7月のリリースを目標に6月29日からグローバル事前登録を始めた。育成の手軽さに、クッキーとペットの戦略的な組み合わせを加えた放置型RPGで、テンポの速い集団戦とスピーディーな報酬設計を特徴とする。

世界観は、既存のCookieRun IPに登場するクッキーを再構成した「オルタナティブクッキー」と「傭兵クッキー」を軸に構築した。「WindRunner育成」と同様に、実績あるIPを放置型RPGへ広げ、原作ファンを初期ユーザー基盤として取り込む戦略とみられる。

業界関係者は「7月の新作はジャンルこそ異なるが、いずれも狙うユーザー層が明確だ」とした上で、「戦略SLGとパズルはジャンルへの忠誠度が高いユーザーを、放置型RPGは既存IPの認知度と成長テンポの速さを武器に、より幅広い層の取り込みを狙う構図だ」と話した。

キーワード

#モバイルゲーム #SLG #パズル #放置型RPG #Bilibili #Com2uS Holdings #Wemade Max #Devsisters #WindRunner育成 #CookieRun: Crumble
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.