Netflixは6月30日、Kコンテンツのマーケティング戦略について、世界で会話を生み出し、ファンダムの拡大につなげることが中核だと説明した。世界同時配信や各国マーケティングチームの連携に加え、14億人超のSNSフォロワー基盤も活用するという。
同日、Netflix韓国マーケティング部門ディレクターのキム・ミフ氏は、延世大学校大宇館の各党軒で開かれた産学官連携カンファレンス「K-Culture Explained」で講演し、「韓国で生まれた優れた物語を世界の視聴者に届け、これまで想像しにくかった規模の文化的な瞬間へと広げていくことが、マーケティングの核心だ」と述べた。
同カンファレンスは、延世大学校の言論広報映像学部、国際処、コミュニケーション研究所、K-エンターテックハブが共同主催し、国内外の大学生約300人が参加した。
キム氏は、Netflixのマーケティングは「どうすれば世界中の人々がKコンテンツについて語るようになるか」という問いから始まると説明。これを「コンバーセーション・ファースト」戦略として紹介した。
キャンペーン設計の段階からグローバル視聴者を想定し、韓国と各国の現地マーケティングチームが緊密に連携するという。韓国語が分からない人や、Kコンテンツに初めて触れる海外視聴者でも、作品を一緒に楽しみ、語り合い、薦め合い、共有できる接点を設計するとした。
そのうえでキム氏は、こうした視聴者間の会話の積み重ねが、グローバルなファンダムへと広がると強調した。「Netflix作品の世界同時配信は、国境や時差を越えて、同じ作品について世界中が同時に語り合えるファンダムを可能にする」と語った。ファンダムは単なる視聴や消費にとどまらず、作品の共有や拡散を通じて新たな視聴者を呼び込む好循環も生むとした。
Netflixは、こうしたファンダム形成を支える基盤として、グローバルのSNSチャネルを挙げた。世界で14億人超のSNSフォロワーを持ち、Instagram、TikTok、WhatsApp、LinkedInなどを通じて、コンテンツは年間2240億回超の露出を広告費なしで獲得していると明らかにした。