韓国の科学技術情報通信部は6月30日、AI・ソフトウェア分野の高度人材を育成する「AI・SWマエストロ」第17期の教育課程を開始した。同日、ソウルで発足式を開いたほか、地域人材の育成強化に向けて新設した釜山センターの運営も本格化させた。
同部は情報通信企画評価院、韓国情報産業連合会とともに、ソウルのドラゴンシティで「2026年度 AI・SWマエストロ第17期 ソウルセンター発足式」を開催した。
AI・SWマエストロは、AI・ソフトウェア分野に才能と熱意を持つ受講生を選抜し、プロジェクトの遂行に至るまで専門家がメンタリングを行う人材育成プログラムだ。2010年の開始以来、2025年の第16期までに計2096人の高度人材を育成しており、修了生が設立したスタートアップは149社に上る。
修了生が創業した企業では、Elice Groupが米Time誌の「世界最高のEdTech企業」に選定された。Delightroomも、英Financial Timesが発表するアジア太平洋地域の高成長企業に4年連続で選ばれている。
発足式では、第17期ソウルセンター受講生の本格始動を記念するとともに、前期に優れた成果を上げた第16期の優秀受講生20人に表彰状を授与した。新たに参加したメンターには委嘱状を手渡した。
今年は、地域の人材にも教育機会を広げるため、釜山センターを新設した。応募者数はソウルセンターが2068人、釜山センターが919人で、このうちソウルは300人、釜山は150人を最終選抜した。競争率はソウルが約6.9倍、釜山が約6.1倍だった。
最終選抜された受講生は、2カ月間の予備研修を通じてチーム編成とプロジェクト企画を終えた。今後6カ月間は、受講生同士で協力しながら、専門家のメンタリングを受け、実サービス水準のプロジェクト開発に取り組む。
イ・ドギュ科学技術情報通信部情報通信政策室長は「多くのAIエージェントと協働する時代には、それらを一つのオーケストラのように統合し、調整できる最高水準のAI人材が重要になる」と述べた。その上で、「受講生がAI時代を主導するグローバルリーダーへと成長できるよう支援していく」と語った。