Appleが2027年のiPhoneラインアップを年2回に分けて投入する可能性が浮上した。米メディア9to5Macは6月29日(現地時間)、情報提供者のDigital Chat Stationが、2027年のiPhoneは上半期3機種、下半期3機種の構成になるとの見方を示したと報じた。
焦点は発売時期の再編だ。報道によると、Appleは2027年秋にiPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone Ultraを投入する一方、標準モデルのiPhone 18とiPhone Air 2、iPhone 18eは2027年初めに発売する可能性がある。
Digital Chat StationはWeiboへの投稿で、上半期の3機種は2027年初め、遅くとも3月までに発売される可能性があると言及した。残る3機種は9月に発表され、このうちProとPro Maxには20周年デザインが採用されるとの見方も示した。実現すれば、従来の秋一括投入から大きな転換となる。
上半期に投入されるモデルは、ディスプレイ関連の変更が限定的になるとの見通しも出ている。iPhone Air 2とiPhone 18は前世代と同じ画面サイズと表示技術を維持すると予想され、iPhone 18eも同様の方向になると伝えられた。
なかでもiPhone 18eについては、ProMotionに対応しない可能性が改めて指摘された。この場合、iPhone 17eと同じ6.12インチ、60Hz構成が維持されることになる。一方で、前面デザインは現行のノッチからDynamic Islandに変更される可能性がある。
iPhone 18eの刷新幅は大きくないとの観測もある。メモリ価格の上昇を受け、値上げ幅の拡大を抑えるため、AppleがiPhone 18eの変更を最小限にとどめる可能性があるという。
今回の情報は、2027年下半期モデルの方向性と、上半期に投入される普及価格帯モデルの制約をあわせて示す内容といえる。下半期は20周年iPhoneが主軸となり、上半期は既存仕様を維持したモデルでラインアップを補完する構図だ。
注目点は2つある。1つは、標準モデルとAirの発売時期を実際に翌年初めへ分散するのかどうか。もう1つは、iPhone 18eが低価格帯モデルとしての位置付けを維持しつつ前面デザインのみを見直すのか、それともディスプレイ仕様も据え置き、価格上昇の抑制を優先するのかという点だ。
2027年のiPhone戦略のカギは、発売時期の分散と製品ラインの再編が機能するかどうかにある。標準・Air・eを上半期、Pro・Pro Max・Ultraを9月に振り分ければ、AppleのiPhone投入戦略は新たな局面に入ることになる。