Hancomグループでセキュリティ、認証、デジタル金融事業を手掛けるHancomwithは6月30日、インストール不要のWeb向けセキュリティソリューション「Hancom xFWeb」の提供を開始したと発表した。利用者は追加のセキュリティプログラムを導入することなく、量子コンピュータ時代の脅威からWeb通信を保護できるという。
同社によると、Hancom xFWebは、顧客企業のシステム改修を最小限に抑えながら、Webアプリケーション領域に適用できるよう設計した。利用者側も、EXE形式の追加ソフトを別途インストールせずに利用できるとしている。
設計には、今後のセキュリティ対応で重要となる暗号アジリティ(Crypto-Agility)の考え方を取り入れた。長年運用してきたレガシーシステムの複雑さや老朽化に伴う不具合リスク、置き換えコストの負担を抑えつつ、システム変更を最小限にとどめながら、安全かつ効率的な量子耐性暗号(PQC)への移行を支援するという。
Hancomwithは、インストール型セキュリティソフトを段階的に制限する政府方針や、暗号体系の転換に向けた要求を踏まえ、コンプライアンス対応とセキュリティ確保の両立が求められる公共・金融分野を中心に、Hancom xFWebの展開を拡大する計画だ。
ソン・サンヨプ代表は「インストール不要のセキュリティ環境と量子耐性暗号への移行は、公共・金融市場で重要なセキュリティ課題になっている」とコメントした。さらに「Hancomwithは、暗号アジリティを確保できるカスタムソリューションを基盤に、変化するセキュリティ政策と市場動向に先んじて対応していく」と述べた。