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Anthropicは、対話型AI「Claude」の利用動向をまとめた報告書を公表した。平日は業務利用が中心となる一方、週末は個人利用が増える傾向が確認され、時間帯や職種、性別、所得水準によっても使われ方に違いがみられた。

29日(米国時間)、オンラインメディアのGIGAZINEによると、この報告書はチャットサービス「Claude.ai」、開発者向けの「Claude Code」、APIの利用データを分析し、曜日や時間帯、利用目的、職種別の特徴を整理したものだ。

分析結果で最も目立ったのは、平日と週末で利用目的がはっきり分かれる点だ。Claude.aiは、Claude CodeやAPIに比べて個人利用の比率が高かった。

3サービスすべてで、週末は業務利用より個人利用が増える傾向も共通していた。Anthropicは、利用形態を問わず、週末になると個人用途の比率が上昇するパターンが確認されたとしている。

時間帯別にも違いが出た。日常会話は夜から朝にかけて増え、日中は減少した。一方、業務関連の利用は午前から午後にかけて増加した。

トピック別では、ニュースに関する質問は朝が最も多かった。睡眠に関する質問は午前0時以降に急増し、午前5時ごろにピークを記録した。レシピ検索は午後6時が最も活発で、夕食の準備時間帯と重なる傾向を示した。

実社会のスケジュールがAI利用に影響する例もみられた。米国では、確定申告期限の4月15日を前に、税金関連の質問が急増した。

とりわけ米国内では、この税金関連質問の増加幅が海外ユーザーを大きく上回った。社会的な日程がAI活用のパターンにも反映されることを示した形だ。

性別による違いも確認された。業務目的の利用やClaude Codeの活用、自動化関連の利用では、男性の比率が高かった。

一方で、総利用時間は女性の方が長く、利用頻度と利用時間で異なる傾向がみられた。

所得水準によっても利用傾向に違いが出た。所得が低い利用者層(Q1・Q2)は平日の利用比率が高かったのに対し、相対的に所得が高い利用者層(Q3・Q4)は週末も継続してClaudeを利用する傾向があった。

利用目的別の差も明確だった。レシピ検索や文章作成、各種ガイド作成では、個人利用が80%超を占めた。

これに対し、マーケティング業務やブログ作成、データベースのクエリ生成では、業務目的の比率が80%を超えた。

学業分野では、数学の問題解決や論文読解に関する利用が最も活発だった。職種別の利用者構成は、米国全体の雇用構成とも違いがみられた。

コンピュータ・数学分野の従事者と管理職は、米国全体の雇用比率に比べてClaudeの利用比率が高かった。一方、輸送、食品加工、接客サービスの分野では、相対的にAI活用比率が低かった。

Anthropicは今回の報告書について、単なる利用量の集計ではなく、AIが実生活や業務の中で「いつ」「何の目的で」使われているのかを示した点に意義があると説明した。Claude.aiに加え、Claude CodeとAPIもあわせて分析したことで、対話型AIの個人利用と業務・自動化での活用が、時間帯や職種、所得水準によってどう変化するかを具体的に確認できたとしている。

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