中国のAI企業AI2 RoboticsとXSquare Robotが、いずれも企業価値500億元を超える水準で資金を調達した。米SiliconANGLEがBloombergの報道を引用して29日(現地時間)伝えた。
報道によると、AI2 Roboticsの調達額は約7億3500万ドル(約1103億円)。一方、XSquare Robotの調達額は明らかにされていない。
深圳に本社を置くAI2 Roboticsは、汎用ロボットを手がける企業だ。視覚認識や環境理解、自律行動を可能にするVLA(vision-language-action)モデルも自社開発している。
主力製品は車輪型ヒューマノイドロボット「Alphabot」シリーズ。自社開発の基盤モデル「Alpha Brain」を搭載し、複雑な指示の解釈や物体操作、目標ベースのタスク実行を可能にするという。
XSquare Robotは、独自のロボティクスモデル「WALL AI」と車輪型ヒューマノイド「Quanta」シリーズで知られる。2025年9月にはモデルのオープンソース版「WALL-OSS」を公開し、コミュニティ主導の開発を後押ししている。
同社は、遠隔操作や外骨格、人の動作理解に特化したインタフェースなどのデータ収集ツールも自社開発している。こうした取り組みを通じてロボット性能の向上を図っており、Quantaシリーズは家事支援から産業物流まで幅広い環境に投入されている。
XSquare Robotは、人手不足や反復的な肉体労働が発生する分野への汎用ヒューマノイドロボット供給に主眼を置く。家庭向けサービス市場に加え、工場での精密組み立てや資材搬送などの産業用途にも照準を合わせている。