Rippleのモニカ・ロング社長が、10月3日にソウルで開催される「XRP Seoul 2026」に登壇する。韓国はXRP取引が活発な主要市場として知られており、同氏は現地でXRPとXRP Ledger(XRPL)の成長戦略を説明するとみられる。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが6月28日(現地時間)に報じたところによると、同イベントはXRPL Koreaが主催する。開催日はKorea Blockchain Week(KBW)の期間中にあたる10月3日で、会場はソウルとなる。
主催者は同イベントについて、世界のXRP保有者や開発者、エコシステム関連プロジェクトをつなぐグローバルなコミュニティイベントと説明している。XRP Seoulの公式Xアカウントも、ロング氏の参加を正式に発表した。
ロング氏は現在、Rippleのビジネス、プロダクト、エンジニアリング部門を統括している。主催者は、同氏がRippleを決済、デジタル資産カストディ、資産のトークン化を手掛ける総合プラットフォームへと発展させるうえで、中心的な役割を担ってきたと紹介した。
2013年にRippleへ入社したロング氏は、伝統金融と分散型金融(DeFi)をつなぐ事業拡大を主導してきた人物として知られる。イベントでは、XRPの将来性に加え、世界の決済市場の変化やXRPLエコシステムの次の成長戦略について見解を示す見通しだ。
今回のソウル訪問が注目を集める背景には、韓国市場におけるXRP取引の厚みがある。韓国は長年にわたり、XRPの売買が活発な市場として知られてきた。
ビットコインやイーサリアムが世界市場を主導する局面でも、韓国の投資家の関心が高まると、XRPの取引量が急増する場面が繰り返し見られたという。
現在、XRPは韓国最大の暗号資産取引所Upbitで、取引量ベースで2番目に大きい銘柄となっている。Ripple経営陣のソウル訪問は、単なるイベント参加にとどまらず、需要の大きい主要市場との関係強化を図る動きとの見方も出ている。
韓国では、XRPLを基盤とするサービス開発も活発化している。U.Todayは、韓国のフィンテック業界でブロックチェーンベースの金融サービス導入が広がるなか、開発者やスタートアップがXRPLを活用した多様なユースケースを開発していると伝えた。
あわせて、「Korea Fintech Innovation Program(KFIP)2026」も注目を集めている。同プログラムは、韓国最大級のXRPL特化型アクセラレーターとして紹介された。
270チームのうち12チームが決勝に進出し、その後、XRPL Koreaが最終的に受賞5チームを選定したという。
市場では、今回のソウル開催がXRP投資家にとどまらず、XRPL開発エコシステムの拡大にとっても重要な契機になるとの見方が出ている。Rippleは決済ネットワークとデジタル資産インフラの拡大を同時に進めており、ロング氏の発信は、韓国市場におけるXRPとXRPLの役割、そして今後のエコシステムの方向性を示す場となりそうだ。