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Googleが、AIコーディング分野の競争力強化に向け、社内の「ストライクチーム」を再編した。新たに「ミッドトレーニング」専門チームを設け、モデル性能の引き上げを担う体制に切り替える。

The Informationによると、今回の再編の柱はモデル学習プロセスの見直しにある。これまでGoogleは、事前学習と事後学習を中心に開発を進めてきたが、その中間段階を担う「ミッドトレーニング」チームを新設した。特定分野向けデータを学習させ、コーディングを含むモデル能力の底上げを図る。

ミッドトレーニングがモデル能力の強化を担当する一方、事後学習チームはユーザー体験の改善に集中する。役割を明確に分けることで、性能改善のスピードを引き上げる狙いだ。

一方で、Googleでは同時期にAI分野の中核人材の流出も相次いでいる。先週には、著名なAI研究者ノアム・シャジアーがOpenAIに移った。

シャジアーは、2017年に発表され、現在の生成AIの基盤技術となったTransformer論文の共同著者として知られる。Googleは2年前、27億ドルのライセンス契約を通じて同氏を呼び戻していた。報道によれば、同氏は自らが専用で使っていたAI学習向け計算資源が他チームと共通プール化された後、退社を決めたという。

さらに、タンパク質構造予測の研究でノーベル賞を受賞したDeepMind副社長のジョン・ジャンパーがAnthropicに移ることも明らかになった。こうした人材流出を受け、Googleの親会社Alphabetの株価は22日に5%下落し、1年余りで最大の下落率を記録した。

コーディングは、AIサービス市場の中でも収益性が高い分野の一つとされる。Anthropicはこの領域での優位性を背景に、先月時点の年換算売上高が470億ドルに達し、2月比で3倍超に拡大した。

The Informationは関係者の話として、Googleでは「強力な基盤モデルを作れば、コーディング能力は自然についてくる」との前提があり、この分野の優先順位は相対的に高くなかったと伝えた。

Googleは次期フラッグシップモデル「Gemini 3.5 Pro」をまだ投入していない。5月の開発者会議では6月投入を示していたが、The Informationはテスト参加者の話として、Gemini 3.5 ProもAnthropicの最新モデル「Mithos」を上回れない可能性が高いと報じた。

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