欧州連合(EU)の暗号資産規制枠組み「MiCA」を巡り、スペイン当局は7月1日の移行期限について、例外や延長は認めない方針を示した。期限までに認可を取得できなかった暗号資産取引所は、移行措置なしにMiCAの規制対象となる。
Cointelegraphが26日(現地時間)に報じたところによると、スペイン国家証券市場委員会(CNMV)のカルロス・サン・バシリオ委員長は、MiCAの適用を巡り「例外も延長もない」と述べた。
対象は、EU域内の利用者向けにサービスを提供する暗号資産取引所で、Binanceも含まれる。Binanceはギリシャ資本市場委員会に提出していた申請を撤回しており、26日時点では他のEU加盟国の規制当局からも認可を得ていないという。
Binanceが数日以内に認可を取得できなければ、7月1日からEU居住者の新規登録を停止する必要がある。既存顧客についても、一部サービスの提供を制限せざるを得ない可能性がある。
一方、他の取引所は期限直前にMiCA認可を確保した。EU域内で利用者の多いBinanceが新規登録停止などの対応を迫られれば、地域の暗号資産市場への影響は小さくないとCointelegraphは伝えている。
こうした状況を受け、一部利用者の間ではBinanceからの移行を検討する動きも出ている。Redditでは、資産をKrakenへ移す案に言及する投稿も見られた。Krakenを運営するPaywardは、アイルランド中央銀行を通じて暗号資産サービス提供者としての認可を取得している。
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