LG CNSは6月25日、SAP向けERPテスト自動化ソリューション「PerfectTwin ERP Edition」を発売した。実際の取引データを活用し、エージェンティックAIでテスト工程を自動化することで、既存ERPからSAPの最新ERP「S/4HANA」への移行時や、新規ERP導入前の欠陥・エラーの事前検証を支援する。
同社によると、同製品はテストシナリオの自動生成、検出したエラーの原因分析、結果レポートの作成をエージェンティックAIで自動化する。ERPは財務、製造、購買、物流、人事など基幹業務全般を統合管理するシステムで、事前に検証すべき範囲が広く、シナリオも多岐にわたるという。
こうした特性を踏まえ、LG CNSは業務領域ごとのプロセスと実運用データを分析し、テストシナリオを自動生成する仕組みを採用した。シナリオ設計は数時間以内で完了できるようにし、テスト実行プロセスもエージェンティックAIで自動化したとしている。
今後は「PerfectTwin ERP Edition」を、自律型のテストソリューションとして継続的に高度化する方針だ。年内には、AIエージェントが自律的に連携する「エージェント・オーケストレーション(Agent Orchestration)」の仕組みを構築し、シナリオ生成から実行、分析、エラー修正、再検証まで一連の工程を自律的に完結できるようにする計画としている。
LG CNSのエンタープライズソリューション事業部長、ネ・ハンシン専務は、「エージェンティックAI技術を適用したPerfectTwin ERP Editionを基盤に、SAPクラウドERP移行需要に積極的に対応し、グローバル事業をさらに強化する」とコメントした。今後も、グローバル顧客がエージェンティックAI基盤のインテリジェントな業務環境をより迅速に構築できるよう、差別化したAXサービスを提供していく考えだ。