MegazoneCloudは6月25日、科学技術情報通信部と情報通信産業振興院(NIPA)が推進する「AIコンピューティング実証インフラ高度化」事業に、統合運用事業者として参画すると発表した。
同社は同事業で、国産NPUベースのクラウドインフラに関する統合運用全般を担う。具体的には、NPUリソースの割り当てや統合管理を監視するソフトウェアの開発に加え、マルチクラウド基盤におけるNPUリソース割り当て・監視ソフトの連携、AIコンピューティングインフラの統合運用・制御、利用者向け環境の構築を進める。
同事業は、2025年から2027年までの3カ年で進める「AI半導体の早期商用化およびAX実証支援」事業の一環。2026年は2年目に当たり、演算性能60ペタフロップス(PF、1PFは毎秒1000兆回の演算)以上のAIコンピューティングインフラ構築、AI半導体コンパイラとクラウドソフトウェアの高度化、医療およびLLM分野でのAI応用サービス実証を目標に掲げる。
コンソーシアムにはMegazoneCloudのほか、FuriosaAI、Rebellions、NHN Cloud、HyperAccel、Naver Cloudなどが参加する。成果は、クラウドAIインフラの高度化・拡張、AIモデルの最適化・多様化に加え、製造、金融、ヘルスケア、教育、公共など幅広い分野でのAIサービス高度化やビジネスモデル拡大に活用される見通しだ。
MegazoneCloudのファン・インチョルCRO(Chief Revenue Officer)は「国産AI半導体の商用化競争力は、実際のサービス環境で安定的に運用・拡張できるクラウドプラットフォームの力があってこそ成り立つ」とコメントした。その上で、「国内でのインフラ構築と海外での実証の両面で経験を積み重ね、国産AI半導体エコシステムの実質的な成熟に貢献したい」と述べた。