Sensor Towerの調査で、AnthropicのAIアシスタント「Claude」が韓国の生成AIアプリ市場でGoogle Geminiを上回り、iOSの売上ランキングで2位に浮上したことが分かった。
同社が12日に公表した調査によると、Claudeは2026年6月上旬までの韓国のiOS生成AIアプリ市場で、売上2位、売上成長率1位を記録した。
ClaudeがGeminiを初めて上回ったのは3月23日。5月5日には日次売上高が約10万4000ドルと過去最高を記録し、前日比で2倍超となった。
一方、同期間のダウンロード数はおおむね同水準で推移した。Sensor Towerは、売上の拡大について、新規ユーザーの流入よりも、既存ユーザーの有料プランへの転換や上位プランへのアップグレードが寄与した可能性があると分析している。
国別売上構成比でも、韓国はClaudeの主要市場となっている。1月1日から6月5日までのClaudeの売上構成比は、米国が41.1%でトップ、韓国が4.7%で2位だった。Geminiでも、日本の15.0%に次いで韓国が14.5%を占め、第2の市場となった。ChatGPTでも、韓国は米国、日本に次ぐ3番目の市場だった。
グローバルでも、ClaudeはWebトラフィックの伸びが目立った。Sensor TowerのWebインサイトによると、3月から5月の訪問者成長率で、ClaudeはChatGPTとGeminiの両方を上回った。
Sensor Towerは、Anthropicが今年のスーパーボウル開催前に大規模なテレビ広告を展開したことが、ブランド認知の向上につながったとみている。Claudeは2026年の米リニアTVにおける生成AIブランドの露出数でも2位だった。
利用形態にも違いがみられた。Claudeのユーザーでは58.8%がWebのみを利用していたのに対し、ChatGPTでは56.1%がアプリのみを利用していた。
ユーザー属性では、Claudeは暗号資産投資家やプレミアムサービス志向の層など、技術親和性の高いユーザーが多い傾向が表れた。Sensor Towerは、こうした点が、消費者向けライフスタイル志向の強いChatGPTと対照的だと説明している。