XRPが年初来安値から小幅に反発し、直近の下落が底打ちだったかどうかを見極める局面に入っている。市場では、1.12ドルのサポートを維持できるか、1.25ドルのレジスタンスを突破できるかが短期の焦点となっている。
The Crypto Basicによると、XRPは6日に1.05ドルまで下落し、年初来安値を更新した。足元では1.11ドル前後で推移している。
今回の急落は、暗号資産市場全体で売り圧力が再び強まるなかで起きた。市場参加者の関心は、数カ月続いた調整局面が最終盤に入ったのか、それともなお一段の下落余地が残るのかに集まっている。
市場アナリストのキャシーは、XRPが1.09ドル近辺の0.786マクロ・リトレースメントで下支えされ、反発に転じたと分析している。その後は1.17ドル前後の0.382リトレースメント水準まで戻し、足元では1.12ドル近辺の0.5リトレースメントを維持できるかがポイントだと指摘した。
キャシーは、標準的なABC調整パターンで推移する場合、XRPは1.12ドルを上回った状態を保ちながら、次のレジスタンスである1.25ドルを目指す展開になるとの見方を示した。
一方で、1.25ドルは重要な分岐点でもある。キャシーによれば、この価格帯は現在の第4波反発の上限となる可能性がある半面、最終的な第5波下落に移行する余地も残す水準だという。
この水準を上抜けできなければ、売り圧力が再び強まり、1.09ドルのサポートを割り込む可能性がある。その場合、0.90ドル近辺まで下落して、より大きな調整が完了するシナリオも想定される。
もっとも、強気シナリオもなお残る。キャシーは、今後数日でXRPが1.12ドルを維持したうえで目先のレジスタンスを突破すれば、反発の勢いが強まる可能性があるとみる。1.30ドル超えは明確な強気シグナルで、1.65ドルまで上昇すれば0.90ドル台への再下落リスクは大きく低下すると分析した。
別のアナリスト、タラは、XRPがすでに1.17ドル前後の目標レジスタンスに到達したと指摘した。そのうえで、ビットコインがなお目標ゾーンに達していないことから、同資産が6万6300ドルまで上昇すれば、XRPも上げ幅を広げて1.20ドルのレジスタンスに達する可能性があるとみている。
ただ、タラはXRPが1.17ドルを明確に上抜けられるかどうかを確認する必要があると警告した。この水準で高値を更新できなければ、想定される第5波下落のシナリオは依然として有効だという。
さらに、第5波の0.618拡張目標は、より大きなマクロの0.786サポートである0.88ドルとほぼ重なるとし、最終的な底がまだ形成されていない可能性もあると付け加えた。
結局のところ、短期的な分岐点は1.12ドルのサポートと1.25ドルのレジスタンスにある。今後1〜2日でこのレンジ内の値動きがどう推移するかが、底打ち確認につながるのか、あるいはもう一段の下落に向かうのかを左右しそうだ。