XRP(写真=Shutterstock)

XRP Ledgerで保有上位10%に入るための基準が、2155.59XRPまで低下した。2月時点の約2231XRPから3.4%下がっており、市場の軟調地合いを背景に、上位保有層の基準値が全般に切り下がっている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが10日、こうした動向を報じた。足元のXRP価格は横ばい圏で推移する一方、ネットワーク内で上位層に入るために必要な保有量は低下傾向が続いているという。

現在のXRP Ledgerのアカウント数は791万件。このうち、2155.59XRP以上を保有するアカウントは79万900件にとどまる。XRP価格を1.11ドル(約167円)で換算すると、上位10%入りに必要な金額は約2392ドル(約35万8800円)となる。XRPコミュニティ関係者のジャック・レクター氏やアダム氏も、この基準低下に注目している。

上位層ほど必要保有量は大きく跳ね上がる。上位5%に入るには約7507XRP、上位1%には4万5002XRPが必要で、上位0.1%のラインは27万9000XRP超となる。該当するアカウント数は、上位5%が39万5450件、上位1%が7万9090件、上位0.1%が7909件だった。

さらに最上位層では、383万XRP以上を保有するアカウントのみが全体の上位0.01%に入る。該当するアカウントは791件にとどまり、保有量が一部アカウントに集中している構図が改めて浮き彫りになった。

こうした基準値は、今年2月と比べて全般に低下している。上位10%のラインは当時の約2231XRPから2155.59XRPへ低下した。上位5%の基準も7745XRPから7507XRPへ、上位1%も4万6426XRPから4万5002XRPへと下がっている。

背景には、暗号資産市場の軟調な地合いがあるとみられる。XRPは6日に1.05ドルまで下落した後、9日には1.18ドルを上回る場面があったが、その後は1.11ドル前後へ押し戻された。投資家の間では、足元の弱さを押し目買いの好機とみて、リッチリスト内での順位上昇を狙う動きも取り沙汰されている。

一部の市場アナリストは、XRPが10ドルに向かう可能性があるとみている。仮にこの見方が現実となれば、現在の上位10%基準である2155XRPを保有する投資家の資産価値は2万1550ドル(約323万2500円)に達する計算だ。ただし、こうした見通しはあくまで推計であり、実際の上昇を保証するものではない。

もっとも、基準値の変化だけで今後の価格動向を判断するのは難しい。保有上位層の基準低下は市場の関心を集める材料になり得るが、実際の値動きは暗号資産市場全体の地合いや需要回復の有無、取引所への資金流入・流出など、複数の要因に左右される可能性が大きい。

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