ビットコインのイメージ写真=Reve AI

オンチェーン分析企業のGlassnodeは、ビットコインの含み損状態にある供給量が800万BTCを超えたと明らかにした。イーサリアムやXRPでも収益性指標の悪化が目立っており、暗号資産市場全体で売り圧力が強まっている。

ブロックチェーンメディアのDecryptが10日(現地時間)に報じたところによると、ビットコインの軟調な値動きが続くなか、主要暗号資産にも下押し圧力が広がっている。

Glassnodeによれば、サイクル高値の局面ではビットコイン供給量のほぼ半分が含み益の状態にあったが、足元では800万BTC超が含み損に転じた。同社は、これを足元の市場調整の大きさを示すシグナルと位置付けている。

イーサリアムでも同様の傾向がみられる。供給量のうち3倍超の含み益が出ている割合は11%まで低下し、2017年2月以降で最低水準となった。過去2回のサイクル高値ではこの比率が50%を上回っていたが、今回はその水準に届いていない。

年初来の騰落率も軟調さを裏付ける。CoinGeckoによると、ビットコインは年初来31%安、イーサリアムは46%安、XRPは41%安となった。XRPはイーサリアムに比べ下落率こそ小さいものの、保有者の収益性やネットワーク利用の鈍化が目立つ。

XRPの90日単純移動平均ベースの実現損益比率は0.38まで低下した。市場で1ドルの損失が確定する間に、利益確定は38セント分にとどまった計算になる。2025年の高値局面ではこの比率が50まで上昇し、利益確定が損失確定を50倍上回っていたが、足元では損失確定が優勢に転じた。

ネットワーク活動も縮小している。XRPネットワークで支払われた総手数料の90日単純移動平均は、2025年2月の5900XRPから現在は約500XRPへと91.5%減少した。投機的な高値形成後、ネットワーク上の自発的な取引需要が大きく縮小したことを示している。

市場心理もなお弱い。Bitgetの最高経営責任者(CEO)、グレイシー・チェン氏は、市場の相当部分が未実現損失を抱えた状態にあると分析した。ビットコインは直近24時間で2.4%下落し、約6万1080ドルで取引された。予測市場Myriadの利用者は、ビットコインが次に5万5000ドルを再び試す可能性を75%と見込んでいる。

キーワード

#ビットコイン #イーサリアム #XRP #Glassnode #オンチェーン分析 #含み損 #売り圧力 #CoinGecko
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.