画像=XRP/Reve AI

XRPは、米中間選挙の年に見られた6月の下落パターンが今回も続く場合、0.94ドルまで下落する可能性があるとの見方が浮上している。想定される最安値シナリオは0.81ドルだ。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが9日に報じたところによると、暗号資産アナリストのイグラック・クリプト氏は、XRPの6月の平均下落率と過去の値動きをもとに、下値の目安を示した。

同氏が注目したのは、XRPが米中間選挙の年の6月に軟調な値動きを繰り返してきた点だ。足元の下落はなお月内安値に達していない可能性があるとみており、過去データに基づく6月の平均下落率29.33%を適用すると、0.94ドル近辺まで下押しする可能性があるとした。さらに、最悪のケースとして0.81ドルも視野に入るとしている。

この見方は6月初旬に示された。XRPは5月末にいったん持ち直し、5月28日から30日にかけて3日続伸して1.34ドルまで上昇したが、6月に入ると再び軟化した。

背景には、暗号資産市場全体の地合い悪化がある。ビットコインは、Strategyの32BTC売却や米雇用指標の影響を受けて急落し、XRPも1.3ドル台から一時1.05ドルまで下落した。直近1週間の下落率は約6%で、明確な反発局面とは言い切れない。

もっとも、イグラック・クリプト氏はXRPの長期見通しについては強気姿勢を維持している。長期目標として最大27ドルに言及する一方、6月の短期的な値動きについては弱気相場が繰り返される可能性に警戒感を示した。特に、2014年以降の米中間選挙年における6月のパフォーマンスが一貫して低調だった点を根拠に挙げている。

具体的には、2014年6月は17%安、2018年6月は39%安、2022年6月は32%安だった。2022年6月は前月のTerra崩壊の影響とも時期が重なった。チャートデータによって下落率に多少の差は出る可能性があるものの、「中間選挙年の6月はXRPが弱い」という大枠の傾向は変わらないとの見方だ。

同氏によれば、XRPは今月すでに21%下落している。過去の平均下落率29.33%を基準にすると0.94ドルまでの下落が想定され、2026年6月の下落率が39%まで拡大する場合には0.81ドルもあり得るという。別のアナリストであるキャシー氏とチャート・ナード氏も、0.81ドルまでの下落可能性に言及した。

今回の分析は、短期の価格予測というより、特定の時期に繰り返された過去のパターンを現在の相場に当てはめた点に特徴がある。6月、なかでも米中間選挙の年に弱含みやすいというデータが足元の下落局面と重なり、市場参加者の下値認識にも影響を与えている。

ただ、過去のパターンが今回もそのまま再現されると断定するのは難しい。XRPの短期的な方向感は、暗号資産市場全体のセンチメント、ビットコインの値動き、マクロ経済要因、Rippleを巡る動向などに左右される。0.94ドルと0.81ドルはいずれも確定的な水準ではなく、あくまで想定シナリオの一つとして見る必要がある。

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