写真=SK Telecom本社

SK Telecomは6月10日、災害現場で活動する消防隊員向けに、通信を優先制御する「優先伝送」サービスの提供を始めた。災害時や現場周辺の通信混雑時でも、音声通話やデータ通信の接続遅延を抑え、迅速な初動対応を支援する。

同サービスは、地震や火災、大規模な人出の集中、多重事故などで特定地域のネットワークトラフィックが急増した場合に、消防隊員の通信を優先的に処理する仕組みだ。

災害発生時には、現場周辺で一般利用者の通信が一時的に集中し、ネットワーク遅延が生じることがある。優先伝送では、あらかじめ認証を受けた消防の法人回線に対して優先接続を可能にし、安定した通信環境の確保を図る。

これにより、消防隊員は音声通話に加え、現場の写真や映像の送信、要救助者の位置情報共有、リアルタイムのデータ送受信などを円滑に行えるようになる。SK Telecomは、指揮本部との迅速な情報共有や効率的な資源配分にもつながるとみている。

同サービスは、SK Telecomの商用ネットワークを基盤に、政府主導の国家災害安全通信網(PS-LTE)を補完する形で運用する。

SK Telecomは今後も、災害時の円滑な通信サービスの提供に向け、政府の災害安全通信網の運営に積極的に協力していくとしている。

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