XRPは時価総額上位10位圏を10年以上維持している。画像=Reve AI

CoinGeckoの集計で、XRPが2014年以降、ビットコインを除いて時価総額トップ10から一度も外れていない唯一の暗号資産であることが分かった。弱気相場や規制リスク、一部地域での上場廃止、米証券取引委員会(SEC)との訴訟を経ても、上位圏を維持してきた。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが9日(現地時間)に伝えた。CoinGeckoは、XRPが2014年から現在まで一貫して暗号資産市場の上位を保っているとした。

今回の集計は、銘柄の入れ替わりが激しい市場で、XRPが長期にわたって存在感を維持してきたことを示す事例といえる。2014年当時には、Litecoin(LTC)やDogecoin(DOGE)、Dash(DASH)、Monero(XMR)など主要銘柄がすでに存在していたが、これらはいずれもトップ10維持には至らなかったという。

XRPは2012年にローンチされ、2014年以降は時価総額上位を保ってきた。Ethereumも長期間トップ10圏にとどまっているが、トークンの公開は2015年だった。Tetherは2014年に立ち上がったものの、トップ10入りは2018年だったとされる。

このため、2014年以降に限れば、時価総額トップ10を維持し続けたのはビットコインとXRPのみとなる。

市場では、XRPがこれまで経験してきた大きな変動にも注目が集まっている。XRPは複数回の弱気相場に加え、当局による厳しい調査、一部地域での取引所上場廃止、Rippleと米証券取引委員会(SEC)との訴訟を経験しながらも、時価総額ベースでは上位圏に踏みとどまった。

XRP支持者として知られる法律専門家のビル・モーガン氏は、この実績について「事実ではあるが、暗号資産投資家にとっては不都合な真実かもしれない」とコメントした。価格動向や規制上の負担、新興ブロックチェーンとの競争を理由にXRPを批判する見方がある一方で、10年以上にわたりトップ10に残ってきた市場での位置付けは無視しにくいとの見方を示した格好だ。

XRPの長期的な存続力は、単なる価格水準の維持以上の意味を持つとの見方もある。暗号資産市場では、特定のテーマを追い風に短期間で急浮上した後、流動性の低下や関心の後退で順位を落とすプロジェクトが繰り返し現れてきた。

その点、XRPは規制リスクや市場からの批判が続くなかでも、取引流動性と投資家の関心を保ち、主要銘柄の地位を維持してきたとみられる。

もっとも、時価総額上位を維持していることが、そのまま技術的な優位性や今後の値上がりを保証するわけではない。XRPを巡る議論はなお続いており、決済分野での実用性、機関投資家の採用、Rippleの事業拡大の有無などが、今後の評価を左右する要因として挙げられる。

それでも、10年以上にわたり上位圏を維持してきた事実は、XRPが短期的な流行で終わった銘柄ではなかったことを示している。

足元でもXRPは時価総額上位を保っている。現在の時価総額は約727億6000万ドル、価格は1.11ドル台で、ランキングは6位としている。

先週には一時1.05ドルまで下落したが、足元では直近安値から11%超反発しているという。

CoinGeckoが示した今回の記録は、価格を巡る賛否とは別に、XRPが時価総額ベースで長期にわたり一定の地位を保ってきたことを改めて浮き彫りにした。

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