写真=EcoPro BM。チェ・ムンホEcoPro BM代表は8日、ハンガリー・デブレツェンのデブレツェン工場で開かれたハイニッケル正極材の初出荷式であいさつした。

EcoPro BMは6月10日、ハンガリー・デブレツェン工場で欧州自動車OEM向けハイニッケルNCA(ニッケル・コバルト・アルミニウム)正極材の初出荷を開始したと発表した。年内には、別のグローバルOEM向けハイニッケル正極材の量産にも着手する計画だ。

初出荷式には、チェ・ムンホEcoPro BM代表、ハ・ジュヨンEcoPro BMハンガリー法人長ら主要経営陣が出席した。

デブレツェン工場の敷地面積は約44万平方メートル。EcoPro BMに加え、EcoPro Innovation、EcoPro APなどグループ各社が拠点を構えている。

EcoPro BMの正極材生産能力は3ラインベースで年産5万4000トン。EV約60万台分に相当する。EcoPro Innovationは年産8000トンの水酸化リチウムを供給し、EcoPro APは毎時1万6000立方メートルの酸素を供給する。

同社によると、EU・英国間貿易協定(TCA)や重要原材料法(CRMA)などEUの規制強化を背景に、域内生産の正極材を活用する動きが広がっており、同工場の戦略拠点としての重要性が高まっている。EcoProは、インドネシアのニッケル製錬所への投資を通じて、原料調達の安定性も確保したとしている。

EcoPro BMは今回の初出荷を皮切りに、年内に別のグローバルOEM向けハイニッケル正極材の量産も始める方針だ。NCAに加え、ハイニッケルNCM(ニッケル・コバルト・マンガン)専用ラインの増設も予定している。

受注状況に応じて、第2工場の建設も検討する。完成すれば、デブレツェン工場の生産能力は現状の2倍超に拡大する見通しだ。

チェ代表は出荷式で、「厳しいグローバル市場での競争下でも、最高水準の品質と技術力が評価され、欧州のプレミアムOEM向けを中心に供給が拡大している」と述べた。さらに「欧州市場で主要顧客との追加協業を協議しており、受注面でも成果が出始めている」と説明した。

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