XRPが2026年12月〜2027年2月に10ドル(約1500円)へ到達する可能性があるとの見方が示された。6年以上続く上昇チャネルを根拠とする分析で、短期的には0.87ドル(約131円)まで下落する可能性がある一方、その後は反発に転じるシナリオを想定している。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」は8日(現地時間)、市場アナリストのジェラル・キュチュケル氏が、現時点で最も現実味のあるXRPの値動きとしてこのシナリオを示したと報じた。
この見通しが示されたのは、市場全体の調整でXRPを巡るセンチメントが悪化している局面だ。XRPの年初来下落率は38%に達しているが、同氏は短期的な弱含みが続いても、中長期では10ドルまで上昇する余地が残されているとみている。
分析の根拠として挙げたのが、6年以上にわたって続く上昇チャネルだ。XRPは2020年3月に0.11ドルまで下落した後、月足ベースで持ち直し、下限支持線と上限抵抗線の間で推移してきたという。同氏は、安値と高値がともに切り上がる形で、チャネル構造が維持されていると説明した。
XRPは2021年4月に1.96ドルまで上昇したものの、上限抵抗線に阻まれて反落した。さらに、2025年1月の3.4ドル、同年7月の3.6ドルでも同じ抵抗帯を試したが、いずれも上抜けには至らなかったとしている。
キュチュケル氏は、こうした値動きの反復によって上昇チャネルが形成され、このパターンは過去にもXRPの一段高につながってきたと分析した。下限支持線まで調整するたびに反発し、その後はより高い高値を目指す流れが続いてきたと指摘している。
その上で同氏は、XRPがまず0.87ドルまで一段安となる可能性があると予想した。この水準は0.618のフィボナッチ・リトレースメントと下限支持線が重なるポイントで、下落局面では再び下限支持線を試す展開になり得るとしている。
一方、調整後の反発余地は大きいともみる。買いがこの水準で勢いを取り戻せば、ここ数カ月の下落分を埋める反発が見込まれ、その後の上昇局面につながる可能性があるという。
同氏は、このチャートパターンについて、現在の市場環境におけるXRPのシナリオとして最も現実的だと評価した。10ドルに向けた上昇は、2026年12月〜2027年2月にかけて起こり得るとしている。
市場では、短期的な下押しリスクと中長期の反発可能性を併せ持つ見方として注目が集まっている。XRPが0.87ドル近辺まで下落して支持力を確認するのか、それとも想定より早く反発してチャネル上限の再試しに向かうのかが、今後の焦点となりそうだ。
キュチュケル氏は「最も現実味のあるXRPのチャートは、2026年12月から2027年2月にかけて10ドルに向かう動きが起こり得ることを示唆している。XRPが10ドルを上回って定着できれば、上値余地は大きい」と述べた。