Anthropicが新型人工知能(AI)モデル「Claude Mythos」の一般公開版を10日(現地時間)にもリリースする見通しだ。一般公開版では安全対策を強化する一方、Glasswingプロジェクトの参加機関向けバージョンと比べ、サイバーセキュリティ関連の機能を一部制限するという。複雑な多段階タスクを長時間処理する能力は向上したとされる。
米ジャーナリストのアレックス・ヒース氏が運営するメディア「sources.news」が9日に報じた。
報道によると、一般公開版には厳格なガードレールが設けられる。Glasswingプロジェクトのパートナーが利用できるバージョンに比べ、サイバーセキュリティ関連機能は限定される見通しだ。
一方で、複雑な多段階タスクを長時間にわたって処理する能力は大幅に高まったという。
Anthropicは6月初旬、Glasswingプロジェクトの対象を15カ国超の150機関に拡大すると発表していた。
Glasswingプロジェクトは、AnthropicのAIモデルを活用し、脆弱性の発見や対応策の策定を支援する取り組みだ。
Anthropicは4月初旬、米政府を含む初期パートナー50機関に「Claude Mythos Preview」へのアクセス権を提供した。新たに加わる機関は、初期段階で手薄だった電力、水道、医療、通信、ハードウェア分野にまたがる。
Anthropicは当時、「各パートナーに共通するのは、コードベースが攻撃を受けた場合に壊滅的な結果を招き得ることだ」と説明。「重大な攻撃が起きれば、1億人超に影響が及ぶ可能性がある」としていた。